MD松尾のヒット解析:「ポケモンブラック・ホワイト」が人気 「クロヒョウ」続く

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが20~26日のヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 ◇先週(20~26日)の結果

 人気シリーズの最新作「ポケットモンスターブラック・ホワイト」(DS、ポケモン)が、前週に引き続きすさまじい売れ行きで1、2位を獲得しました。こまめに入荷していますが、あればあった分だけ売れるという状況は変わりません。当初の予想をはるかに上回る勢いで、このままの勢いが続けば、最終的には昨年発売された「ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー」の倍近い本数を販売できそうです。3位は人気シリーズ「龍が如く」初のPSP作品となる「クロヒョウ 龍が如く 新章」(セガ)で、こちらも期待通りの好調な売れ行き。トップ3のタイトルだけで売り上げの大半を占める結果となりました。

 ◇今週の動き

 引き続き「ポケットモンスターブラック・ホワイト」が1、2位を維持しそうですが、3位に食い込みそうなのが人気アニメ原作の「けいおん!放課後ライブ!!!」(PSP、セガ)です。アニメも各所で話題を集めており、初のゲーム化という点も好材料です。お客さんからの問い合わせや予約件数も多く売り上げを伸ばしそう。文化庁メディア芸術祭大賞などを受賞した人気作の続編「大神伝」(DS、カプコン)も注目の一本。ライトユーザーの多いTSUTAYA向けのタイトルとして期待できそうです。

 ◇ランキングは次の通り(20~26日・TSUTAYA調べ)

1位 ポケットモンスターブラック(DS)

2位 ポケットモンスターホワイト(DS)

3位 クロヒョウ 龍が如く 新章(PSP)

4位 Wiiパーティ(Wii)

5位 モンハン日記 ぽかぽかアイルー村(PSP)

6位 フロントミッション エボルヴ(PS3)

7位 デュラララ!!3way standoff(PSP)

8位 ワンピース グランドバトル(DS)

9位 ウイニングポスト7 2010(PS3)

10位 遊戯王ファイブディーズ タッグフォース5(PSP)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。 

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