ローラ・チャン:アグネスプロデュースで「ひなげしの花」カバー Wチャンでパンダ命名も

 タレントのローラ・チャンさん(23)が、同じ中国出身で日本芸能界の大先輩アグネス・チャンさん(55)のデビュー曲「ひなげしの花」をカバーし、11月にCDデビューすることが分かった。アグネスさんはプロデュース面でも協力しており、ローラさんに「こんな時代だからこそ日中友好のためにも『ひなげしの花』を大切に歌っていってください」と温かいエールを送っている。

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 文化活動や社会貢献など多方面で活躍するアグネスさんは、ローラさんにとって来日のきっかけになった存在。番組共演などを通して交流を深め、互いを「チャン後輩」「チャン先輩」と呼び合う仲になったという。

 ローラさんは9月に岡本真夜さん作詞・作曲の配信限定シングル「Lonely Girl~君とリンクしたい」で歌手デビュー。さらに、往年の大ヒット曲「ひなげしの花」をカバーして新たなスタートを切りたいとアグネスさんに手紙を送ったところ、アグネスさんがこれを快諾した。アグネスさんは歌い方や抑揚に至るまでローラさんに細かく伝授し、さらにCDジャケットで着用するハイソックスや厚底シューズの高さまで監修する熱の込めようだ。

 また、2人はローラさんの発案で、11年3月に東京・上野動物園に中国から貸与される予定のパンダの名付け親にも立候補する。2人の名字を合わせた「チャンチャン」と命名してもらえるよう、募集開始と同時に動物園側に依頼するという。ローラさんは、「日中友好の証しともいえるパンダの名付け親になることで、私も二つの国の懸け橋の役目をできれば」とその趣旨を説明する。

 くしくもアグネスさんのデビューは、日本に初めてパンダが来たのと同じ1972年。アグネスさんは「何かの縁」と38年前を振り返り、ローラさんは「大先輩であるアグネス・チャンさんの曲が歌えてとてもうれしいです。ぜひ、多くの人に聴いてもらいたいです」と喜びを語っている。

 CDには「Lonely Girl」や「ひなげしの花」リミックスバージョンなど6曲を収録、日本クラウンが11月25日発売する。1200円。(毎日新聞デジタル)

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