韓国の大ヒット映画「国家代表!?」(キム・キョンファ監督)の公開直前イベントが20日、金王八幡宮(東京都渋谷区)で行われ、日本の「一発屋」「ダメ男」代表として、お笑い芸人の小島よしおさん、ダンディ坂野さんら5人が登場。映画のヒットと自分たちの一発逆転を祈願した。拝殿内では、私服を着てご祈とうをすませた小島さんは、境内にはおなじみの海パン一丁で登場。小島さんは「神様の前ではさすがに裸はNG。そもそも、裸足が駄目でした」と苦笑いしながら、特製の金メダル型の絵馬に「もう一発」と願いを書き込んで、再ブレークの決意を表明した。
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映画は「カンナさん大成功です!」のキム監督の最新作で、韓国で4週連続1位を獲得、860万人を動員し、5人に1人が見たという国民的コメディー。冬季五輪を誘致するため、急きょスキージャンプの代表チームが組織されることになり、駆り出されたのはジャンプ未経験の落ちこぼれメンバーだった。金メダルを取れば必ず夢がかなうと信じて初心者スキージャンプチームがあり得ない挑戦を始める……という実話に基づいた物語。ハ・ジョンウさんやキム・ドンウクさん、キム・ジソクさんなど、韓国の実力派俳優が勢ぞろいし、日本公開版は、いとうせいこうさんが字幕監修を手がけている。
イベントには、小島さんとダンディさんのほか、お笑いコンビ「髭男爵」のひぐち君、「ぼれろ」の小庭康正さん、ピン芸人のテルさんも登場。元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんの物まねをした小庭さんは、映画の宣伝ナレーションも担当しており、「本物がこの仕事を断ったから僕に流れてきた。映画を見た時は、感動して『ヒックヒック』と声を上げて泣きました」と本物さながらの熱い感想を語り、ひぐち君は「映画のすべってK点越えというところに共感しました」と話した。一発逆転への思いについて、ダンディさんは「7年連続『来年で消える芸人』に入っている。地獄までは行かないですがぎりぎり」と現状を語り、まだ一発も当ててないと嘆くテルさんは、菅直人首相の物まねを初披露し、「これからは菅さんで一発当てたい」と意気込んでいた。
「日本の駄目男5人」と言われた小島さんは「これは、駄目な男がヒーローになっていく映画。そういうヒーロー性が僕らに見えたから、選ばれたんじゃないんですかね。僕は今低空飛行ですが、この映画のようにより遠く高く飛んでいきたい」と話し、映画ともども一発逆転することを願っていた。映画は23日よりシネマスクエアとうきゅう(東京都新宿区)ほか全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)
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