今年流行した言葉を決める「ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、選考委員特別賞は早稲田大学野球部の斎藤佑樹投手が受賞した。斎藤投手は今秋の東京六大学リーグ優勝直後のインタビューで語った「何か持ってると言われ続けてきました。今日何を持っているかを確信しました……それは仲間です」という言葉が選ばれたもので、06年に自身のニックネーム「ハンカチ王子」が同賞のトップテンに入っており、野球界では史上初の2度目の受賞となる。斎藤投手は「主将をしていました斎藤佑樹です。また今後も、この場限りと言われないように頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします」と喜びを語った。
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斎藤投手は06年春のセンバツで優勝した早稲田実業のエースとして、駒大苫小牧のエース田中将大(まさひろ)投手(現楽天)との壮絶な投げ合いを制して優勝。「ハンカチ王子」のニックネームで大ブームを巻き起こした。その後、早大に進学し、今年は早大野球部の第100代主将を務め、東京六大学野球の秋のリーグ戦では、50年ぶりとなる早慶両校による優勝決定戦の末に4季ぶり42度目の優勝を果たした。 審査委員長の藤本義一さんは「100代目の主将を務めることは、自分で選べない。彼は自分自身の人間そのものから醸し出した偉大なる日本人の一人だと思います」と評した。
年間大賞は「ゲゲゲの~」(武良布枝さん)が選ばれた。トップテンは「いい質問ですねぇ」(池上彰さん)、「イクメン」(つるの剛士さん)、「AKB48」、「女子会」(大神輝博・モンテローザ社長)、「脱小沢」、「食べるラー油」(小出孝之・桃屋会長)、「ととのいました」(Wコロン)、「~なう」(高校生の梅崎健理さん)、「無縁社会」(NHK社会番組部「無縁社会」制作チーム)が選ばれた。(カッコ内は受賞者)(毎日新聞デジタル)