西原理恵子:かっぽう着で「私のアイデア貯金箱」審査 「出来がよくて…」小学生に感心

私のアイデア貯金箱コンクールの審査会に出席した西原理恵子さん(右)と高橋智隆さん
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私のアイデア貯金箱コンクールの審査会に出席した西原理恵子さん(右)と高橋智隆さん

 マンガ家の西原理恵子さんが2日、「私のアイデア貯金箱コンクール」の審査会に特別審査員として、毎日新聞に連載中のマンガ「毎日かあさん」のトレードマークのかっぽう着姿で登場した。西原さんは「あまりにも出来がよくて……。私は子供の時にあんな立派な物を一回も作り上げたことがない。やり遂げる子っているんだな」と感心しきりだった。

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 コンクールは、貯金箱作りを通じて、小学生に貯蓄への関心を持ってもらおうと、1975年から続いている。35回目となる今回は、全国から78万2463点が応募。1次審査を通過した全240点の中から、学年ごとに文部科学大臣奨励賞、ゆうちょ銀行賞、郵便局株式会社賞のほか、西原さんらが選んだ審査員特別賞3点の入賞作21点が選ばれた。

 山口県宇部市立船木小の6年、西村優里さんの「モーモーハウス」を選んだ西原さんは「本当は、もっと雑にやっつけ仕事で作っている子に(賞を)あげたかったんですが、あまりにも丁寧に作っているんで、ここまでちゃんと作っているとびっくりして選びました」と話した。特別審査員のロボットクリエイター、高橋智隆さんは、岡山県浅口市立鴨方東小2年、石井琉之宥(りゅうのすけ)君の「ライオンのちょ金箱」を選び、「苦労しながら作っているシーンが思い浮かんだ。モーターで動く恐竜の貯金箱と悩みました」と笑顔で話していた。

 西原さんは「お金が入らないものが結構あって面白かった。本人の理想と現実のギャップなんでしょう。子供らしいいいかげんさに好感が持てました」と笑顔で講評し、貯金箱のアイデアについては「貯金は長続きしないけれど、お金を隠しておくという発想のものがあった。私もお金を隠しておくのが好き。これならたまりそう」と話した。自身の子供たちについて、西原さんは「皿洗いなどをして、貯金箱にお金をためていますが、『何でか減っちゃう』と言っていました。子供たちには、『一番怖いのは借金』、『とにかく働け』と『お金は借りるな』と教育しています」と独自の教育論を語っていた。(毎日新聞デジタル)

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