へうげもの:NHK・BSプレミアムでアニメ化 茶人・古田織部を描く異色マンガ

「へうげもの」のイラスト=(c)山田芳裕 講談社 ※イラストは実際のアニメとは異なります
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「へうげもの」のイラスト=(c)山田芳裕 講談社 ※イラストは実際のアニメとは異なります

 戦国時代の武将で、茶人として知られる古田織部の生涯を描いた山田芳裕さんのマンガ「へうげもの」が11年4月から新設されるNHKの衛星放送チャンネル「BSプレミアム」で、アニメ化されることが明らかになった。

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 「へうげもの」は、「週刊モーニング」(講談社)で連載中のマンガ。戦国乱世の時代、織田信長がまさに天下を取ろうとする中、古田左介(織部)が、「出世」と「物」の二つの欲の間で葛藤しながら、「数奇者」としての天下取りを心に決め、天才・信長から壮大な世界観を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る……という物語。「へうげる(ひょうげる)」とは、「ふざけている」「おどけている」という意味。

 第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞、「このマンガがすごい!」(宝島社)で07年にオトコ編3位、08年でオトコ編で2位を受賞している。

 アニメでは、織部の生涯をこれまでにない歴史観と大胆な描写を駆使しながら、ユーモアたっぷりに描き出す。茶道や茶器、美術や建築など、「日本の文化」にもスポットを当て、ちょっとリッチな“大人のアニメ”を目指すという。放送は11年春から全39話を予定。(毎日新聞デジタル)

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