人気アイドルグループ「AKB48」などをプロデュースする秋元康さんが16日、ラジオ番組「よんぱち 48hours~WEEKEND MEISTER~」(TOKYO FM)にゲスト出演し、パーソナリティーで放送作家の鈴木おさむさんとエンタメ業界の裏話を披露した。200万部を突破した今年のベストセラー「もしも高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の著者で、秋元さんに師事していた岩崎夏海さんについて、「僕の下に付いた中で、今まで一番『こいつは異常なほど分かってないな』と思ったやつが一人いて、それが岩崎でしたね。初めは放送作家になりたいといって来たけど、全然だめだった。放送作家は、ディレクターやプロデューサーがやりたいことを一緒に話すわけだけど、やりたいことが先だった。だから、それくらい外れると、ああいうふうに当たるんだなと思いましたね」と明かした。
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このエピソードには鈴木さんも「へえ! だめなADがいいディレクターになったり、いいADがだめなディレクターになったり、よくあるじゃないですか」といい、秋元さんも「そうそう、それだと思う」と納得。秋元さんが「みんなでよく海外に行ったりしたんだけど、バハマに行って、みんなマリンスポーツだ何だとワーッと騒いでる中、あいつは一人、(ガルシア・マルケスの)『百年の孤独』とかをプールサイドで読んでるんですよ。ちょっとおかしいでしょ。でも、いい意味でも、悪い意味でも、ぶれないよね」と評していた。
「よんぱち」は、鈴木さんがパーソナリティーを務めるエンタメ情報番組で、毎週、話題のゲストを迎えてトークを繰り広げている。この日は、放送作家の先輩でもある秋元さんをゲストに、「AKB48」のヒットの理由や、話題となった「選抜総選挙」や「じゃんけん選抜」について、ヒット曲「ヘビーローテーション」誕生の秘話をはじめ、エンターテインメント業界でさまざまなヒットを生み出してきた秋元さんのエピソードが披露された。番組は毎週金曜午後1時~4時半に東京ローカルで放送中。この日の収録の模様は、17日の番組内で放送される。(毎日新聞デジタル)
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