10周年を迎えるマッスルミュージカルの専用劇場「マッスルシアター」(東京都渋谷区)が、「K-POPシアター」として、男性9人組アイドルグループ「ZE:A(ゼア)」などK-POPアイドルのライブを展開することが25日、分かった。また「ZE:A」は、4月27日に開幕するマッスルミュージカル10周年記念公演 「SONGOKUH(そんごくう)」にも出演し、同ミュージカル初となる歌を担当する。チケットやグッズ売り上げなど全収益から約1億円を東日本大震災への義援金として寄付することも明らかになった。
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マッスルミュージカルは、スポーツバラエティー番組「筋肉番付」(TBS)から生まれたオリジナルミュージカル。01年からアクロバットとダンスを用いて「筋肉で音楽を奏でる」「日本を元気にする」というコンセプトで上演され、09年からは米ラスベガスでも上演。11年秋には全米ツアーも予定している。マッスルシアターは07年に誕生した専用劇場。
ほかに日本では同劇場で本格デビューする女性9人組グループ「NINE MUSES(ナイン ミュージス)」や、メンバーチェンジを経て初の日本公演を同所で行う女性4人組グループ「JEWELRY(ジュエリー)」がライブを行う。現在、韓国で活動するK-POPグループが、マッスルミュージカルのメンバーとして公演に参加し、日本でデビューする企画も考えられている。
樋口潮・総合プロデューサーは同劇場の新展開について「10周年にふさわしく、新たな10年にふさわしいものを考えた。マッスルミュージカルと同じく、世界に発信できるコンテンツを生み出していきたい」といい、「K-POPはブームから定着していくと考えている。そこでお客さんにより近い見せ方ができるのではないかと考え、行けば必ずK-POPアーティストに会える専門劇場にと思った。K-POPの“聖地”にし、いずれは日韓合同グループを作ってアジア全域で展開していきたい」と話した。また震災支援について「今何をすべきか、自分たちに何ができるかを公演で表現していく。今年一年、日本に元気を与える活動がしたい。義援金は1億円以上を目指したい」と語っている。
「ZE:A」らK-POPアイドルのライブと、「SONGOKUH」のチケットは、いずれも26日正午からマッスルミュージカルのファンクラブと「SONGOKUH X ZE:A」のファンサイトで先行発売され、4月1日午前10時から一般発売される。(毎日新聞デジタル)