ブッダの素顔展:色彩豊かに若々しく 鶴太郎、静香、亜紀らが祈りの仏画

31日開幕の「ブッダの素顔展」に仏画を出品した(左から)片岡鶴太郎さん、工藤静香さん、八代亜紀さん(右端に写っているのが工藤さんの大作「信念の光」)
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31日開幕の「ブッダの素顔展」に仏画を出品した(左から)片岡鶴太郎さん、工藤静香さん、八代亜紀さん(右端に写っているのが工藤さんの大作「信念の光」)

 手塚治虫さんが仏教の開祖の生涯を描いた傑作マンガを劇場版アニメ化した「手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−」(森下孝三監督)の公開を前に、歌手の工藤静香さん、八代亜紀さん、俳優の石坂浩二さん、片岡鶴太郎さんらが描いたブッダを展示する絵画展「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展 ~手塚治虫と四大巨星(スター)~」が31日から、東京タワー・フットタウン タワーギャラリー333(東京都港区)で始まる。東日本大震災の被災者支援のため、4人の絵画をそれぞれポストカードにしたものを会場で販売する。

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 工藤さんは、ブッダを中心にワシと蛇を上下に描き、天地の間で生きている仏を色彩豊かに表現した「信念の光」を出品。八代さんは、若々しい青年ブッダなどを描いた「ブッダ像1」と「ブッダ像2」の2作品、石坂さんは、末法の世の怖々しい雰囲気の中に光を放つブッダを描いた作品「出現」、片岡さんは、日本画の表現で、墨を使わずに描いた作品「仏陀」を出品している。4人の絵画のほか、手塚さんが描いたマンガ「ブッダ」の表紙画(複製)4枚と、扉絵(複製)4枚も展示。映画のイメージアートを担当した岡野玲子さんのイラストも飾られている。

 絵画展は、4月17日までで入場は無料。ポストカードは計6種類を用意。価格は1枚150円で、収益は被災者支援の義援金として寄付される。

 映画は、吉永小百合さん、堺雅人さん、観世清和さん、吉岡秀隆さんらが声優を務め、全3部作で第1部だけで製作費10億円の大作になるという。第1部の主題歌はロックバンド「X JAPAN」の「Scarlet Love Song」。5月28日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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