アイドルグループ「AKB48」の秋元才加さん、宮澤佐江さん、梅田彩佳さん、増田有華さんで構成される新ダンス・ボーカルユニット「DiVA」が20日、恵比寿アクトスクエア(東京都渋谷区)でお披露目会を行った。仕事の都合で急きょ会場に来られなくなった秋元康プロデューサーは手紙でコメントし、「これからオーディションを繰り返しメンバーを増やそうと思います。イメージとしては、10人くらいのユニットです」とメンバーを6人追加するオーディションを行うことをサプライズで告知をした。詳細は後日発表するという。
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秋元プロデューサーは、オペラのプリマドンナ“歌姫”という意味の「DiVA」の“i”を小文字にした理由について「“歌姫”と名乗るにはまだ早い。君たちにはCDデビューをゴールにしてほしくないと思った。もっともっと努力して、ナンバーワン、オンリーワンのボーカル&ダンスユニットになってほしい。そんな願いを込めて、“i”が小文字の未完成ユニットにしました」と、ユニット名の由来をメンバーに伝え、オーディションについては「(新メンバーと)お互いに切磋琢磨(せっさたくま)して、DiVAを完成させてください。君たちならできます。未完成ユニット“DiVA”の旅立ちに心からエールを送ります。君たちがみんなの勇気になってください」と締めくくった。
増田さんは涙をこらえて「秋元先生は、ずっと夢は追い続けて、あきらめなければ必ずかなうんだと言い続けていた。今このステージで現実になった」と喜び、梅田さんは「苦しい気持ちよりうれしい気持ちが勝つと思うので、これからその気持ちを忘れずに頑張っていこうと思います。ぜひ見守り続けてください」と秋元プロデューサーにメッセージを送った。ユニット結成早々メンバーが増えることについて、宮澤さんは「楽しみかもしれない。きっとAKB48と違うタイプの子が来るわけだし、初めからDiVAになりたいって来てくれるんだし、うれしい!」と前向きだった。秋元さんは「DiVAというユニットを作っていただけて本当に光栄。どんなに精神的に追い込まれたとしても、ステージの上ではずっとカッコよくいたいなと思います」と意気込んでいた。
デビューシングル「月の裏側」は5月18日発売予定。ジャケットとカップリング曲の違うタイプA~Cの3種類(各1600円)と、初回生産限定盤となる劇場盤(1000円)があり、Aには新曲「Fade out」、CにはAKB48の劇場曲「Blue rose」のDiVAバージョンを収録。Bのカップリング曲「インフォメーション」は、小室哲哉さんが作詞・作曲を手がけている。(毎日新聞デジタル)