ソニー:プレイステーションネットワーク再開延期 監視機能やデータ保護の強化のため

1日の会見で流出問題について謝罪したソニーの幹部
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1日の会見で流出問題について謝罪したソニーの幹部

 ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション3」のインターネットサービス「プレイステーションネットワーク(PSN)」などで大量の個人情報が流出した恐れがある問題で、ゲーム部門を担当するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は7日、同サービスの再開時期を延期すると発表した。

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 1日の会見では1週間後をめどに再開を見込んでいたが、より高度なセキュリティーを実現する監視機能、データ保護、暗号化の強化に時間を要するという。再開スケジュールは決まり次第ホームページなどで告知する。PSNは、ゲームソフトの購入や体験版のダウンロード、チャット、映像配信が楽しめるサービスで、PSPやPCでも利用できる。

 不正アクセスは、4月17~19日(米国時間)にサービスがつながりにくくなるなど不審な状況があったことから、21日にソニーがサービスを停止して詳細に調査したところ不正アクセスが判明した。約7700万件の登録者の氏名、住所、Eメールアドレス、パスワードとIDなどが流出したとみられる。クレジットカード番号が見られた可能性も完全に否定はできないという。

 ソニーは、世界的ハッカー集団「アノニマス」とトラブルがあったことも公表しており、今回の件で同集団の直接的な犯行の証拠はないとしながらも、他のサーバーに攻撃を受けるなどがあったことを明かした。アノニマス側は不正アクセスに「関与してない」との声明を発表している。(毎日新聞デジタル)

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