現役女子プロレスラーの真琴さん(22)が東京・秋葉原のメイド喫茶「ぴなふぉあ」でメイドデビューし、世界初の“メイド美少女レスラー”が誕生した。真琴さんは28日、ぴなふぉあで行われた「世界初の本物メイド美少女レスラー誕生会見」にメイド姿で登場。「自分は元対人恐怖症だったんですけど、夢をかなえてあこがれだったメイドさんになることができました。素敵なメイドさんになるのでよろしくお願いします」とあいさつした。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
真琴さんは06年7月に女子プロレスデビュー。元ひきこもりで対人恐怖症だったことから、デビュー当時は「無気力ファイター」と呼ばれていたが、初勝利以降、「ミラクルハンター」のニックネームで活躍している。08年2月にインターナショナルリボンタッグ王座で初タイトルを獲得し、09年8月にはICE×60王座の第3代王者となった。11年8月には約6年間所属していた女子プロレス団体「アイスリボン」を退団し、プロレス団体「SMASH(スマッシュ)」へ移籍している。
会見には、先輩メイドのベアさんとばんびさんも登場。25日に“メイドデビュー”したという真琴さんは、「メイドの道は険しいなと思います」と早くも弱気な発言。そんな真琴さんに、ベアさんは「まだ恥ずかしさは抜けないかもですが、メイドさんとして頑張ってる。オムライスに上手に(ケチャップで)お絵描きとかもできていると思う」とエールを送っていた。
真琴さんは、メイド姿からプロレスコスチューム姿への生着替えも披露したが、途中でメイド服が脱げないというハプニングも発生。先輩メイドが手伝うシーンもあり、緊張気味の真琴さんだったが、「プロレスを始める前、16歳のころに『ぴなふぉあ』に書類を送ったんです。でもそのときは(年齢制限のため)落ちてしまって……今、夢がかなってうれしいです!」と笑顔も見せた。
10月28日に試合を控えている真琴さんだが、プロレスとメイドの両立について聞かれると、「これから考えながらやっていきます。今はジムに通いながらメイドさんとしても訓練中です」と説明。「まだ恥ずかしさがあるので、これをぬぐいさればもっと上にいけると思う。次回の試合は、メイドさんたちと一緒に入場したい」と今後の目標を話した。
真琴さんが出場するイベント「SMASH.22」は10月28日に後楽園ホール(東京都文京区)で開催予定。(毎日新聞デジタル)