ゲーム1週間:任天堂が大幅赤字に転落「FF零式」発売に長蛇の列

PSP用ソフト「ファイナルファンタジー零式」を購入するため早朝から150人の列ができた「SHIBUYA TSUTAYA」前
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PSP用ソフト「ファイナルファンタジー零式」を購入するため早朝から150人の列ができた「SHIBUYA TSUTAYA」前

 1週間のゲームのニュースをまとめて紹介する「ゲーム1週間」。今週(22~28日)は、「ファイナルファンタジー零式」の発売イベントに150人が列を作った話題や任天堂が大幅赤字に転落したニュースなどが注目を集めた。

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 27日、人気RPG「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズの最新作となるPSP用ソフト「ファイナルファンタジー零式」(スクウェア・エニックス)が発売され、カウントダウンイベントが行われた東京・渋谷の「SHIBUYA TSUTAYA」前には早朝から約150人という長蛇の列ができた。イベントにはスクウェア・エニックスの和田洋一社長やお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のほか、神谷浩史さんらFFシリーズの声優陣が駆けつけ、「南海キャンディーズ」の山ちゃんこと山里亮太さんは「いつもは僕がしずちゃん(山崎静代さん)のバーターですが、今日は僕がメーンですからね!」と張り切っていた。

 27日、任天堂が第2四半期決算(4~9月末)を発表し、本業のもうけを示す営業損益が前年同期の約542億円の黒字から約573億円の赤字に陥り、1000億円以上の減益になったことが明らかになった。携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の本体価格を1万円値下げし、ゲームソフトにヒット作が少なかったこと、為替差損が約524億円発生したことなどが原因で、売上高は前年同期比40.6%減の約2157億円と苦戦した。

 25日、モデルで女優の佐々木希さんが自身がCMに出演するコーエーテクモゲームスのニンテンドー3DS/DS用ソフト「FabStyle(ファブスタイル)」(コーエーテクモゲームス)の完成披露イベントに登場。ゲームは、女性が自分を磨きながら恋や仕事を楽しむ……という内容で、佐々木さんは自身の“自分磨き”について「特に何かをしているわけでないのですが、あまりストレスをためずに、楽しく生きていくこと」と笑顔でコメント。コーエーテクモゲームスの襟川恵子名誉会長は、「順調であれば海外にも進出して、最終的には100万本をねらいたい」とぶち上げた。

 22日、人気アクションゲーム「戦国BASARA」を舞台化した「戦国BASARA3」東京公演の公開ゲネプロが東京都内で行われ、ゲネプロ前の会見に鶴姫役の川村ゆきえさんらが登場した。鶴姫は“伊賀河野の隠しみこ”として育てられた純真な乙女という設定で、紅白のみこ装束をベースに作られた役衣装で現れた川村さんは「今回こんな可愛らしい役をやらせていただきます。足袋をはくのも初めてですし、武器の弓を持つのも初めて。初めてづくしですけど、(出演者の)皆さんと一緒にすてきな作品を作っていけたらと思います」と笑顔で意気込みを語っていた。

 27日、エンターブレインのゲーム雑誌「週刊ファミ通」が電子書籍化されることが明らかになった。28日から毎週金曜に、付録や一部の記事を除いた全誌面を電子書籍化。角川コンテンツゲートが運営する電子書籍アプリ「BOOK☆WALKER」を通じて配信する。価格は雑誌とほぼ同額の350円。定期刊行誌の有料電子版配信は、エンターブレイン初の試みとなる。(毎日新聞デジタル)

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