西武鉄道は14日、特急電車「レッドアロークラシック」をメイド喫茶に見立てた「メイドトレイン」を約1年ぶりに池袋ー西武秩父駅間で臨時運行した。メイドによるワゴンでの車内販売や撮影会などが行われ、集まった126人の乗客はメイドとの時間を楽しんだ。
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「メイドトレイン」は、沿線にアニメの制作会社が集まっており、「としまえん」や「西武園ゆうえんち」ではコスプレイベントが行われアニメをはじめとする日本のポップカルチャーとの接点が多い路線であることから、添乗員に代わってメイドが旅の手伝いをするというもので、10年12月に初めて運行され、今回が2回目。昨年も複数の運行計画があったというが、震災や電力供給制限などですべて中止となった。
この日は、東京・秋葉原のメイド喫茶で働くメイドを中心に計5人が乗車。メイド手作りのポスターなどが飾られた車内では、ウエルカムドリンクの提供や鉄道グッズなどの車内販売、車内放送が行われた。「ご主人様どうぞ」や「いってらっしゃいませ」などの声が飛び交い、車内はすっかり“メイド喫茶”になり、乗客は写真撮影やメイドとの会話を楽しんだ。西武秩父駅ではビンゴ大会やトークショー、秩父が聖地となっている「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)のコスプレイベントなども用意された。(毎日新聞デジタル)