東京の新名所「東京スカイツリー」のオープンまで1カ月を切り、抽選形式で“争奪戦”が行われた地上350メートルの「天望デッキ」の入場券は、6月末まで完売という状況だ。ところが、ここにきて「天望デッキ」にある展望レストラン「スカイレストラン634(ムサシ)」も注目を集めている。利用日の1カ月前から先着順で予約というシステムで、まだ6月分の予約ができることから、毎日1時間程度で全席が完売する人気ぶりだ。
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634メートルと日本一高い建造物の「東京スカイツリー」だが、東京タワー(333メートル)より高い350メートルの展望台にある「スカイレストラン634」も、山などにある施設を除けば、日本一高い所で営業するレストランだ。ミシュランでも高い評価を受けたフレンチレストラン「メゾン・ポール・ボキューズ」(東京都渋谷区)の料理長などの経歴を持つ牧村直哉さんが料理長を務め、「新日本料理」をコンセプトに、東京スカイツリータウンと隅田川に見立てた前菜や、千住ネギなど江戸東京野菜を使ったメーン料理など、フレンチをベースに和のテイストを取り入れたさまざまなメニューを用意。多くの席は窓側に配置され、“日本一”の眺望を楽しみながら、食事をとることができる。
もちろん、大きな魅力の一つが展望台へ入場できる点だ。レストランを予約すると、原則として展望台の入場券も割り当てられるため、“プラチナチケット”を容易に入手することができる。なお、メニューは、当面の間はコースのみの対応で、ランチコースは4200円から、ディナーコースは1万2600円から、さらに、鉄板焼きコースは1万8900円からとなっており、別途入場券の代金が必要になる。
予約は利用日の1カ月前から先着順で受け付けているが、レストランの運営にあたる東武ホテルマネジメントによると、4月23日からスタートした予約は、ほぼ毎日1時間程度で完売する人気。過熱ぶりも想定通りといい、2人よりは3人以上、ディナーの方が人気があるという。やはり、絶景を眺めながらの豪華な食事は多くの人を引き付けるようだ。
営業時間は午前11時~午後9時45分。席数は94席(鉄板焼きコーナー8席含む)で、予約制をとっているが、予約状況によっては、当日入店も可能。レストランの予約は利用日の1カ月前から、電話で受け付けている。電話番号は03・3625・0634。受付時間は平日午前10時~午後6時。なお、6月3~6日分の予約は5月7日から受け付ける。(毎日新聞デジタル)