お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さんが主演する舞台「スピリチュアルな1日」の公開舞台げいこが、東京・東池袋の「あうるすぽっと」で12日に行われた。けいこ前に会見した石田さんは、プロポーズシーンについて「頑張ってますよ。けっこう勢いよく言ってるんですけど、プライベートでも生かしたいなと。今年は強気でいこうと思います」と片思い中の一般女性を想定した発言も飛び出した。
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また、石田さんは片思いの相手が「舞台を見に来てくれるみたいですよ」とも明かし、ラブシーンを演じる共演の女優・須藤理彩さんが「来てくれるときには(演技を)変えてもいいけど」と気遣うと、「それは逆に激しめにきてくれたら。向こうも『あれ?』っていうこともあるかもしれないから」とニヤリ。同席したお笑いコンビ「ラーメンズ」の片桐仁さんが「嫉妬(しっと)させて……ね?」と強調すると、「こういうことを言うたびに、どんどん嫌われていくんです……」と石田さんは自己嫌悪に陥っていた。
「スピリチュアルな1日」は、心霊特集で放送する予定のドキュメンタリー映像に問題が発生し、テレビディレクターの三井(石田さん)は、自宅に今話題の霊能カウンセラーを招き、撮り直しを試みる。しかし近隣住民や本物の幽霊にまで振り回され、撮影は難航するハメに。そんな中、来るはずのない訪問者がやってきて、事態を思わぬ方向へと導いていく……というホラー風味のヒューマンコメディー。11年に上演された舞台の再演にあたる。
初演は、公演直前に東日本大震災が起きた影響で一部公演を中止し、3日間だけの上演となった。その後、キャストやスタッフ、観客の強い要望から今回の再演が決定。昨年は東京公演のみだったが、今年は大阪公演に加え、被災地・仙台でも公演する。仙台公演は、地元の企業4社による合同の復興支援プロジェクト「ぷらっとプロジェクト」の第2回復興イベントの一環として行われ、収益の一部は、震災で職業を奪われてしまった人たちの雇用を作るプロジェクト「東北ROKU」や、震災で両親を亡くした子供たちを支える「あしなが育英会」へ寄付される。
本作品を「とても笑えて元気になれる作品」とアピールする石田さんは、熱望していた仙台公演の実現を喜び、「プロジェクトとしてがっちりやらせていただけるので、一人でも多くの人を元気にしたいなと思います」と語っていた。
東京公演は13~24日に「あうるすぽっと」(東京都豊島区)、大阪公演は29日~7月1日に「ABCホール」(大阪市福島区)、仙台公演は7月7~8日に「仙台市青年文化センター シアターホール」(仙台市青葉区)で上演する。(毎日新聞デジタル)