大島優子:主演オファーより代役希望

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 映画「闇金ウシジマくん」(山口雅俊監督)の完成披露試写会が11日、東京都内であり、主演の山田孝之さんやアイドルグループ「AKB48」の大島優子さん、林遣都さん、崎本大海さん、やべきょうすけさん、新井浩文さんが舞台あいさつに登場。闇金を題材にした映画にちなみ、大島さんが「私に借金するなら、何を担保にするか」と男性陣に質問する余興が繰り広げられ、自分の名前を差し出し、もう一人の大島優子になるとアピールした山田さんが選ばれ、山田さんはさっそく「どうも、大島優子です」とあいさつ。山口監督は「山田君は、『ヘビーローテーション』を歌って踊れますからね」と明かし、観客を喜ばせていた。

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 会場には、10円玉551枚、500円玉2244枚でできた、約100万円相当の硬貨パネルが登場。大島さんが気に入った担保を提示した1人を選ぶ方式で男性陣が競い合った。

 山田さんは「担保にできるような物を持っていないが、表に出る機会があるので、命名権」と答え、「今は1人でしか働けないですが、僕も大島優子になれば、同時に働ける」と語り、大島さんから「じゃあ、代わりにAKB48のコンサートに……」と質問すると「出ます」と力強くアピール。一方、山口監督は大島さんに「主演女優オファーと晩酌セットを担保に」といい、「今回はひどい目にあったので、もうちょっと明るい幸せな役を、と太田プロさんに言われている」と冗談交じりながら、本気でオファーした。

 また、林さんは「一番のモテ期だった中学校の記憶をあげます。人生で一番楽しかった僕の中の宝物の記憶、戻りたい……」と話し、大島さんの大ファンでAKB48劇場にも足を運んだことがあると言う新井さんは「身分証のコピーと実印、保証人は先輩の浅野忠信さん」と提示した。

 男性陣のさまざまなオファーから結局、大島さんは「もう1人、大島優子が増えるということで」と山田さんを選び、100万円の巨大借用書を山田さんに手渡した。

 「闇金ウシジマくん」は、真鍋昌平さんが週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載しているマンガが原作。トゴ(10日で5割)という違法な高金利で金を貸すヤミ金「カウカウ・ファイナンス」社長の丑嶋馨(うしじま・かおる)が、不良債務者たちを容赦なく追い込み、債務者たちの新たな活力を目覚めさせていく過程をリアルに描いている。10年10月期にはMBS・TBS系で連続ドラマ化され、映画と同じく山田さんが主演を務めた。

 映画では、母親の借金を肩代わりしたことでウシジマ(山田さん)から追い詰められ、借金返済のために「出会いカフェ」の世界に踏み入れる大島さん演じるフリーターの鈴木未來(みこ)と、イベント成功のために無理な資金集めをする林さん演じる小川純に、ウシジマが容赦ない取り立てを始める……という展開。映画は8月25日公開される。(毎日新聞デジタル)

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