宮崎あおい:友人からのメールで細田作品の素晴らしさ実感

劇場版アニメ「おおかみこどもの雨と雪」の大ヒット舞台あいさつに登場した宮崎あおいさん
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劇場版アニメ「おおかみこどもの雨と雪」の大ヒット舞台あいさつに登場した宮崎あおいさん

 女優の宮崎あおいさんと俳優の大沢たかおさんが7日、東京都内で開かれた劇場版アニメ「おおかみこどもの雨と雪」(細田守監督)の大ヒット舞台あいさつに登場。主人公・花の声優として細田作品に初挑戦した宮崎さんは、普段はあまりメールをしないという友人からメールをもらったといい、「『細田監督の作品好き!あおいの声好きー!』ってメールをくれた」とにっこり。「監督のこれまでの作品があったから、映画がこれだけの方に見ていただけてると思うと実感」としみじみと話した。

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 「おおかみこどもの雨と雪」は、「時をかける少女」(06年)や「サマーウォーズ」(09年)で知られる細田監督の劇場版アニメ最新作。“親子”をテーマに、主人公・花と“おおかみおとこ”の出会いから恋愛、結婚、出産、子育て、子どもの“おおかみこども”の成長と自立を描いており、7月21日の公開から17日間で観客動員135万人、興行収入約16億8000万円と前作「サマーウォーズ」(観客動員約126万人、興行収入約16億5000万円)を早くも越えるヒットとなっており、フランスをはじめ34の国と地域での配給も決定している。

 人間であり、オオカミでもある“おおかみこども”の成長や自立を描く同作にちなみ、「もしオオカミと人間を選ぶなら?」と聞かれた宮崎さんは、「今はオオカミです」とコメント。「基本的には人間がいい」としながらも、「最近、自然の中にいると落ち着いたり、美しいと感じるようになった。オオカミになって自然の中にいられたら幸せだな」と願望を告白した。一方、“おおかみおとこ”の声優を担当した大沢さんは、「オオカミになりたい」と考え続け収録に臨んだというが、「映画をたくさんの人に見ていただいたり、みんなが頑張っている姿を見て、人間ってすごい素敵だと思った。オオカミには映画を作れないので人間でよかった」と話し、笑いを誘っていた。

 会見には、細田監督も登場。「日本の自然の四季の美しさと、花という若いお母さんがつらいことがあっても、耐えてがんばって乗り越えていくという精神性を見ていただきたい。震災後、日本人ががんばって前に進もうとしているという部分を感じてもらえれば」と呼びかけ、同作のヒットについて「すばらしいスタッフとキャストのみんなのおかげ。3年間、一つ一つのシーンやセリフを丁寧に作ってきたその結果」と喜びを語った。(毎日新聞デジタル)

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