ロンドン五輪の柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した松本薫選手ら東京都にゆかりのあるメダリストが5日、「東京都栄誉賞」と「都民スポーツ大賞」を受賞した。都庁舎内の都民広場で行われた表彰式で、石原慎太郎知事は、松本選手に表彰状を手渡し「テレビで見たとき、オオカミ少女かと思ったけど、美人だね。日本人もあれくらい闘志がないとダメだよ」と独特の言い回しで栄誉をたたえると、松本選手は苦笑していた。
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表彰式ではトークショーが行われ、松本選手はファンから寄せられた「タイプです。彼氏はいますか?」という質問に「来る者は拒まずなので、来てください!」と力強く返答。また、松本選手はメダルを獲得してからの生活の変化を「声をかけられることが多くなった。不思議ちゃんとかオオカミちゃんと呼ばれる。スーパーによく行くんですけど、おばあちゃんに拝まれたので、拝み返しました」と明かしていた。
「東京都栄誉賞」は特に顕著な業績があり、都民に愛された人に贈られる賞で、「都民スポーツ大賞」は世界的なスポーツ大会で優秀な成績を収めた東京にゆかりのあるスポーツ選手を対象にした賞。松本選手のほか、ボクシング男子ミドル級の村田諒太選手やパラリンピック競泳女子100メートル背泳ぎ(視覚障害)の秋山里奈選手ら金メダリストが両賞を受賞した。また、重量挙げ女子48キロ級の三宅宏実選手、フェンシング男子フルーレ団体の太田雄貴選手、競泳女子100メートル背泳ぎの寺川綾選手ら銀・銅メダリストに「都民スポーツ大賞」が贈られた。(毎日新聞デジタル)