元プロレスラーのアニマル浜口さんと初枝さん夫妻が26日、浅草−東武日光間などを運行する東武鉄道の展望車両「スカイツリートレイン」をPRする1日大使に任命され、報道陣向けの試乗会に登場した。浜口さんは、「(娘の京子選手の応援で訪れた)ロンドン五輪のとき、私たち夫婦はマスコミの前で大げんかしましたが、今日はラブラブでいきます」と大使就任に終始上機嫌な様子で、初枝さんも「色とりどりの車両で、『夢の世界』に行くみたい。(娘の)京子も(試乗)いいなって言ってましたけど、今日は夫婦ラブラブの日なので」と手をつなぎながら、仲良くPRに努めた。
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同車両は、運行中の風景を眺望しやすいように6050型車両をリニューアルした展望車両。「東武沿線からスカイツリーへ」「スカイツリーから日光・鬼怒川へ」をコンセプトに、634型「スカイツリートレイン」という名称で27日から浅草−東武日光間などを運行する。運行開始当初は1日1往復、主に団体専用車両として土休日の特定の日に運行。東武トラベル主催の日帰りツアーの参加者が乗車できるという。12月1日から臨時特急車両として本格運行を行う。
車両の特徴として、東京スカイツリーをはじめ、日光、鬼怒川などの沿線のさまざまな観光スポットや景色を堪能できるよう座席を高床とし、屋根から回り込む天窓のような展望窓を設けるほか、フリースペースとして前面展望が可能な「前面展望スペース」や「サロン」を設置。また、ペアスイート、シングル、ツインなどの多彩なシート配列を採用。カップルや夫婦、親子による二人旅、一人旅や家族旅行など、客の旅行形態に対応した座席を設置している。外観は、白地に明るいカラーリングを施し、青空をイメージしたデザインと、朝焼けをイメージしたデザインの2種類を用意。
今回の試乗会は、女子レスリング代表としてロンドン五輪に出場した娘の京子選手を現地まで行って応援した浜口夫妻の“慰労旅”という意味合いもあり、夫婦は実際に始発の浅草駅から乗りこんで、列車内から展望できる景色を楽しみながら「スカイツリートレイン」を堪能。東京スカイツリーが目の前に現れると、興奮して大声を上げる浜口さんを初枝さんがなだめるなど、仲むつまじい姿を披露した。(毎日新聞デジタル)