素材メーカー「ユニチカ」のPR活動をする18代目「ユニチカマスコットガール」に、福岡県出身の中学1年生、松田莉奈さんが選ばれ、東京都内で行われた発表会に登場した。今回でデビューとなる松田さんは「(決まったときは)とてもびっくりして信じられませんでしたが、心の中でガッツポーズをしました」ととびきりの笑顔を見せた。マスコットガールに選ばれた決め手は「『絶対後悔させません!』という決めぜりふで、選んでもらったと思う。バッチリ決めました」と胸を張った。
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「ユニチカマスコットガール」は、73年に初代の風吹ジュンさんから始まり、素材メーカーの同社とユーザーを結ぶ親しみのある存在として、コンセプトである「明るさ」や「さわやかさ」「親しみやすさ」「可能性」といったイメージを体現する「若く将来性のある少女」が歴代務めている。今回は、女優の米倉涼子さんや上戸彩さん、武井咲さんらを輩出した「全日本国民的美少女コンテスト」とコラボレートして、第13回の同コンテストの応募者10万2564人の中から、18代目として松田さんが選ばれた。
美少女コンテストでもファイナリストになっていた松田さんは「すごくびっくりしたんですけれど、家族が応援してくれたので、失うものは何もないとやり通しました。緊張したけれど、たくさん人がいたので豆粒みたい(に見えた)。視線が合わないからよかったです」と振り返った。
趣味は「音楽鑑賞や手紙を書くこと」だというが、部活は現在休部中ながらも陸上部で200メートルを走っていたといい、その場で走るフォームを披露して元気いっぱいの姿を見せた。将来については「皆さんをあっと驚かすようなスターになりたい」と目を輝かせ、「最初、すてきなモデルさんになりたいと思っていたんですが、友だちからはバラエティー向きだといわれる。皆さんから見てどうですか?」と逆質問する度胸も見せ、報道陣を驚かせた。
発表会には、17代のERICAさんと16代の忽那汐里さんがお祝いに駆けつけた。忽那さんのファンだという松田さんは、花束を受け取って「ドラマの『家政婦のミタ』のお姉ちゃん役で、すごく心を打たれて、こんな人になりたいなと思いました」と感激し、「皆さんを勇気づけられるマスコットガールになって」という忽那さんの言葉に「頑張ります!」とうなずいていた。松田さんは同社の顔として、今後は13年のカレンダーや展示会などのイベントに登場する。(毎日新聞デジタル)