ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2013」で11代目王者に輝いた三浦マイルドさんが優勝決定後、会見し、優勝を決めたファイナルステージで披露した2本目のネタに登場した「ニシオカさん」が実在の人物で、5万円をだまし取られた経験があることを明らかにした。「僕の中で許せない人物なんで、ネタはニシオカさんに対する復讐の気持ちでやった」と明かし、報道陣を笑わせた。

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　優勝の瞬間、「応援してくださった先輩と後輩、皆さんのおかげです。ありがとうございました！」と感謝の言葉を述べた三浦さんは、「ニシオカさん、5万あげます！」とも叫んだ。会見ではニシオカさんは「大学時代にやっていたアルバイト先の人……」と思い出話を披露。「『タイに行ってお金がなくて日本に帰れないから、5万振り込んでくれ』と言われた。振り込め詐欺の先駆けなんです」と明かした。

　スギちゃんや、キンタロー。さんなど、ほかの芸人が注目を集める中の決勝出場となったが、三浦さんは「『見とけよ～』という気持ちがあった。自分が絶対面白いと思ってやっていた。大会終わった後は『三浦マイルドすごい！』と言われたいと思っていた」と笑顔で語り、「僕をずっと可愛がってくれているたむらけんじさん、『ニシオカさん』のネタが絶対面白いと言ってくれた笑い飯の哲夫さんに、優勝を伝えたい」と感謝した。

　現在、芸人としての年収は「見栄を張って」30万円だといい、それ以外は「伊藤ハムのバイト、時給870円で1日8時間、週4日働いて暮らしている」という三浦さん。賞金500万円の使い道については「半分は母に、あとは少し社会貢献に、無理のない範囲で使いたい。あとは、後輩と旅行に行きたい」と説明していた。（毎日新聞デジタル）