亀梨和也:主演映画「俺俺」で初の映画祭デビュー 伊で世界初上映

「第15回ウディネ・ファーイースト映画祭」での「俺俺」ワールドプレミアの様子
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「第15回ウディネ・ファーイースト映画祭」での「俺俺」ワールドプレミアの様子

 人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さん主演の新作映画「俺俺」(三木聡監督)が19日(現地時間)、イタリアで開催中の「第15回ウディネ・ファーイースト映画祭」で世界初上映された。現地を三木監督とともに訪れ、観客とともに映画を鑑賞した亀梨さんは、「楽しかったです。お客様と一緒に映画を見るということも初めてだったので、リアクションが楽しかったです。拍手が起こった時は感動しました」と映画祭への初参加を喜んだ。

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 「ウディネ・ファーイースト映画祭」は、イタリアの北東部の都市・ウディネで毎年4月に開催され、今年で15回目を迎える映画祭。日本をはじめ韓国や中国、台湾、香港などの東アジアや東南アジアを中心とした映画を上映している。これまで、「おくりびと」が09年に観客と映画祭審査員の投票によって選ばれる「観客賞」、12年は「テルマエ・ロマエ」がインターネット投票で選ばれる「マイムービーズ賞」を受賞。三木監督の作品も過去に3作品が特集上映されている。

 「俺俺」は、映画祭の皮切りとなるオープニングフィルムで唯一の日本映画として上映された。当日は、午後10時半からの上映にもかかわらず、約1200席の上映チケットを求めて朝6時から行列ができるほどの人気で、上映前に舞台あいさつに立った亀梨さんが「ボンジョルノ! ウディネに来られて幸せです」とイタリア語であいさつすると、大きな拍手と歓声に包まれた。

 上映中も、驚きや笑いの声が起こるなど、エキサイティングした観客の反応をダイレクトに感じた亀梨さんは「国は関係なく誰にでも楽しんでもらえる作品だと改めて感じました。早く日本の皆さまにも見てもらいたいです!日本の皆さまのリアクションももっと楽しみです!」とコメント。一方の三木監督は「亀梨君の人気はウディネでもすごかった。亀梨の芝居が海外に羽ばたいていきました」と語っている。

 同映画は、第5回大江健三郎賞を受賞した星野智幸さんの小説が原作。郊外の家電量販店で働く主人公・均(亀梨さん)が、なりゆきで「オレオレ詐欺」をしたことから、“俺”が増殖していき、やがて“俺”同士の削除が始まる……というストーリーで、「ミリタリーマニアの俺」「巨乳の俺」「全身タトゥーの俺」など増殖していく33人の“俺”をすべて亀梨さんが演じる。5月25日公開予定。(毎日新聞デジタル)

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