人気RPG「ファイナルファンタジー」や「クロノ・トリガー」といったゲームの音楽をメインに演奏する日本初のプロオーケストラ「日本BGMフィルハーモニー管弦楽団」が本格的に始動することが明らかになった。今月上旬から8月下旬に東京や神奈川近郊で弦楽四重奏などによる公演を行い、今秋にはオーケストラによる旗揚げ公演を実施する。
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同楽団は、「ゲーム音楽を主役の場に!」との思いから昨年7月創設。ゲームクリエーターの遠藤雅伸さんと作曲家の古代祐三さんが代表理事、楽団の発起人で新進気鋭の指揮者・市原雄亮さんが音楽総監督を務めている。ゲームメーカーやゲーム音楽の作曲家、業界関係者の協力を得て、7日のかなっくホール(横浜市神奈川区民文化センター)を皮切りに、弦楽四重奏・木管五重奏・金管五重奏による6公演を8月下旬まで開催。各公演では、演奏楽曲を作曲した植松伸夫さんや下村陽子さんといったゲストを迎えてのトークも実施する。
さらに、オーケストラとしての初公演を10月11日に「かつしかシンフォニーヒルズ」(東京都葛飾区)で行うことも決定。専属アマチュア合唱団の設立と募集なども発表されており、活動が本格化している。演奏曲のリクエストも受け付けている。
今回のアンサンブル公演では、「ファイナルファンタジー10」の「ザナルカンドにて」、「クロノ・トリガー」の「風の憧憬」といった人気のゲーム楽曲が披露される予定で、入場料は一般2700円(当日券は3000円)。コンサートやチケット販売などの詳細は公式サイト(http://jbp.or.jp/)まで。(毎日新聞デジタル)