人気アイドルグループ「AKB48」の32枚目のシングル(8月発売予定)を歌うメンバーを選ぶ「第5回AKB48選抜総選挙」の開票イベントが8日、日産スタジアム(横浜市港北区)で行われ、前回14位の峯岸みなみさん(AKB48研究生)は3万8985票を獲得し18位だった。AKB48総選挙では、第1回は16位、第2回は14位、第3回は15位、第4回は14位とすべて選抜入りを果たしていたが、今回初めて選抜から漏れることになった。
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峯岸さんは、東京都出身の20歳。AKB48の初期メンバーで、公演のMCやテレビのバラエティー番組で活躍してきたが、今年1月に週刊誌でスキャンダルが報じられ、丸刈り謝罪の映像を動画配信サイトにアップして話題となった。その後、研究生に降格され、今回の総選挙の速報では26位と出遅れていた。
ウィッグを付けずにステージに上がった峯岸さんは深々と頭を下げると号泣。「大好きなAKBに傷をつけてしまった私が、立候補すること自体が間違っているのではとたくさん考えました。逃げてしまえば、もうステージに立てないかと思い、今このステージでファンの皆さんに伝えられていることが幸せです」と胸中を明かした。
さらに、「こんな私を見捨てずに支えてくれてありがとうございます。どんなに格好悪くても一から頑張って、またAKB48として認められるように頑張っていきたいと思います」と語り、「おかげさまで髪の毛もこれくらい伸びました」とベリーショートの髪形を披露。「伸びた髪の毛の分、私も成長していると思います。本当に幸せです。ありがとうございます」とファンに感謝した。
「AKB48選抜総選挙」は09年から行われており、5回目となる今回は初めて立候補制をとり、前回1位の大島優子さんら選抜常連組をはじめ、次世代を担う若手メンバーや姉妹グループ、卒業メンバーら史上最多の246人が参加した。(毎日新聞デジタル)