女優の小泉今日子さんが主演する舞台、こまつ座第100回記念公演「頭痛肩こり樋口一葉」が11日、紀伊國屋サザンシアター(東京都渋谷区)で開幕する。84年のこまつ座旗揚げ公演として小説家・井上ひさしさんによって書き下ろされた人気作で、演出は「日本人のへそ」「箱根強羅ホテル」など井上さんの作品を手がけてきた栗山民也さんが担当する。
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「頭痛肩こり樋口一葉」は、小説家・樋口一葉の19歳から死後2年後までを舞台とする評伝劇。上演回数はこまつ座公演だけで573回、提携などの上演を含めると700回以上になる。登場人物は女性6人のみで、全編に「にごりえ」「たけくらべ」など一葉の作品がちりばめられている。
小泉さんは貧困のどん底から筆一つで数々の名作を残した樋口夏子(一葉)役。一葉の母・多喜を三田和代さん、一葉を支える妹・邦子を深谷美歩さんが演じる。ほかに、元宝塚トップスターの愛華みれさん、女優の熊谷真実さん、若村麻由美さんが出演する。
「頭痛肩こり樋口一葉」は11日午後6時半からの公演で開幕し、8月11日まで36公演。8月17、18日には兵庫県西宮市の兵庫県立芸術文化センターでも上演される。(毎日新聞デジタル)