MD松尾のヒット解析:モンハン4がV2 快進撃続く

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 前回に引き続き「モンスターハンター4」(3DS、カプコン)がダントツでした。1週目は「モンスターハンターポータブル3rd」(PSP、同)の当時のファンだったと思われる23~25歳くらいの層が最大でしたが、今週は現在一番ゲームを遊んでいる層の20歳前後が一番多かった。まだまだこの層の売り上げは伸びるでしょうし、ここから中高生まで波及していくでしょう。2位は「ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア」(PS3、スクウェア・エニックス)。待望の出荷再開ということで、エントリーユーザーがさらに増加するとみられます。

 ◇今週の動き

 今週も「モンスターハンター4」のトップは間違いありません。そこに新作の「無双OROCHI2 アルティメット」(PS3・Vita、コーエーテクモゲームス)のPS3版が続くか。3位以降には「英雄伝説 閃の軌跡」(PS3・Vita、日本ファルコム)や「無双OROCHI2 アルティメット」のVita版、「アーマード・コア ヴァーディクトデイ」(PS3・Xbox360、フロム・ソフトウェア)あたりの新作が入ってくるのでは。

 ◇ランキングは次の通り。(16~22日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 モンスターハンター4(3DS)

2位 ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア(PS3)

3位 ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ(3DS)

4位 AKB1/149 恋愛総選挙(PS3)

5位 ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル(PS3)

6位 マリオ&ルイージRPG4(3DS)

7位 信長の野望(3DS)

8位 スプリンターセル ブラックリスト(PS3)

9位 トモダチコレクション 新生活(3DS)

10位 とびだせ どうぶつの森(3DS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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