お笑いコンビ「天竺鼠」が、26日に行われた「第35回ABCお笑いグランプリ」決勝で優勝し、賞金300万円を獲得した。天竺鼠の瀬下豊さんは「7年前に結婚したんですが、結婚指輪をまだ買ってないので。やっと買える」、川原克己さんは「猫を3匹飼ってるので、いつもよりおいしいご飯を食べさせてあげたい」と、それぞれ賞金の使い道を明かした。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　「ABCお笑いグランプリ」は、2011年まで行われた「ABCお笑い新人グランプリ」をリニューアルしたもので、歴代受賞者にダウンタウン、ナインティナイン、中川家、ますだおかだ、フットボールアワーらが名を連ねる“お笑い界の登竜門”。今回で35回目を迎え、史上最多となる665組（大阪148組、東京517組）がエントリーした。

　予選6位通過だった天竺鼠は、巨大なリーゼントの不良学生（川原さん）と教師（瀬下さん）による学園コントを披露。500点満点中、483点の高得点を記録し、予選1位の「学天即」に7点差をつけて王座に輝いた。決勝は10組が出場し、下位から順にネタを披露することもあって、学天即が終わるまで結果を待ち続けた天竺鼠。瀬下さんは「学天即はかなり怖かったです。（審査員の点数が）一人一人発表されると、計算がパッとできなくて、やられたんとちゃうかなと。あの瞬間が一番怖かったです」と心境を明かした。

　天竺鼠は“新人グランプリ”時代の2009年に優秀新人賞を受賞しており、実質2度目の優勝。川原さんは「前の受賞の時は、やりたいことをやり遂げるだけやったんですけど、今回はその上で賞を取りにいきました」と喜んだ。