タレントのデヴィ夫人が13日、東京都内で行われた映画「大統領の執事の涙」(リー・ダニエルズ監督、15日公開)の公開記念トークイベントにゴージャスな赤のドレス姿で登場。インドネシアのスカルノ元大統領の夫人だったデヴィ夫人は、当時の官邸の様子について「ビンタするような人はいない?」とバラエティー番組で共演者を平手打ちしたとされる騒動に絡めた質問を受けると、「いない、いない。それは上品に優雅に……」と受け流したが、「あなたたち変なことばかり取り上げて、チャリティーとかもやってるのよ」と笑顔でけん制していた。
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また、デヴィ夫人は、東京都知事選挙を巡り、公職選挙法違反の疑いで警視庁から警告を受けていたとされる報道についても「SNS(による選挙運動)が解禁だってことだったんですけど、メルマガは違うってことで。(注意された?)ええ。知らないですよ。私外国人なんで」と説明。女優の淡路恵子さんの葬儀の際に、ひつぎに入れられた着物を形見にほしがったされる報道についても「『何か形見がいただけないか』と言ったら、(遺族から)たくさんあるからと言っていただいた」と語っていた。
映画は「プレシャス」でアカデミー賞に輝いたダニエルズ監督の最新作で、ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた一人の黒人執事の知られざる人生をたどった感動作。この日は、デヴィ夫人とともに曽祖父がドミニカ共和国元大統領というタレントのユージさんが登場してトークを展開。映画について、デヴィ夫人は「あまりに感動しまして、胸にどーんと来ました。奴隷制度が取り上げられていて、アメリカが抱えていた深刻な白人と黒人の問題が本当によく分かった。日本の方にぜひ見ていただきたい」、ユージさんも「僕はドミニカなので、差別を受けていた側ですけど、(当時の差別の)厳しさはよく知らなかった。素晴らしい映画です」と大絶賛していた。
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