俳優の柳楽優弥さんが4日、東京都内で行われた舞台「金閣寺」会見に登場。役作りのため人生で2度目の丸刈り姿を披露した柳楽さんは「(家族からは)芝生みたいって言われた。ずっと坊主にしていきたいと思うくらい楽です」と語った。
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「金閣寺」は三島由紀夫さんの同名小説が原作。2011、12年に宮本亜門さん演出で上演された舞台の再々演。生まれつきの吃音(きつおん)で疎外感を抱えた主人公・溝口と唯一溝口を理解する鶴川、下肢の障害をも武器に変え、不敵に生きる柏木の姿を軸に若者の苦悩を描き出す。
演出を務める宮本さんは「柳楽君の溝口では内面の葛藤を露骨に出すことを意識した」と話し、「代表作にしたい」と意気込む柳楽さんに「代表作になると思う」と太鼓判を押した。会見には柏木を演じる水橋研ニさん、鶴川を演じる水田航生さん、溝口の初恋相手・有為子とお花の師匠の2役を演じる市川由衣さんが出席した。舞台は赤坂ACTシアター(東京都港区)で5~19日に公演。