薬屋のひとりごと
第1話 猫猫
3月2日(月)放送分
高橋ヒロシさんの人気不良マンガ「クローズ」(秋田書店)が原作の映画シリーズ最新作「クローズEXPLODE(エクスプロード)」(豊田利晃監督)が公開中だ。今作は、小栗旬さん主演で三池崇史監督がメガホンをとった「クローズZERO」(2007年)、「クローズZERO2」(09年)に続くシリーズ第3弾で、「ZERO2」から1カ月後の新年度を迎えた鈴蘭男子高校を舞台に、3年生の卒業で空いた頂点をめぐる鈴蘭史上最大の抗争を描く。主役の鏑木旋風雄にはNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でブレークした東出昌大さんが扮(ふん)し、ライバル役の加賀美遼平を早乙女太一さんが演じる。ほかにも勝地涼さん、「三代目 J Soul Brothers」の岩田剛典さんとELLYさん、柳楽優弥さん、永山絢斗さんら俳優やアーティストなど多彩なジャンルのキャストがそろった。
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3年生が卒業し新年度を迎えた鈴蘭高校では、空席になった頂点の座をめぐり、新3年生らが次々と名乗りをあげていたが、頂点争いに興味を示さない3年の転入生・鏑木旋風雄(東出さん)と好戦的に暴れる新1年生・加賀美遼平(早乙女さん)という対照的な2人が登場したことで勢力図が大きな変化を見せ始める。学内での内部抗争に加え、近隣校の黒咲工業高校を暴行事件で脱落した藤原一(永山さん)が鈴蘭の生徒を次々に襲撃。やがて加賀美と結託した藤原は鈴蘭高校へ侵攻を始め……というストーリー。
今作より一新されたキャストがいい仕事をしている。朝ドラでのイメージを大きく覆す演技を見せた東出さんをはじめ、普段は女形で活躍する早乙女さんのはじけっぷり、そして柳楽さんのあまりの変貌ぶりに驚かされるなど、新キャストの見事なまでの荒くれ者ぶりに魅了される。また勝地さんが演じる小岐須健一のお調子者キャラもいい味を出している。監督が代わったこともあってか、全2作がエンターテインメント性を重視しバイオレンスで押し通すアクションが多かったのに比べ、今作はよりドラマ性を前面に押し出した印象を受ける。単なる不良映画ではなく、ストーリー性や男くささ、見ていて熱くなるようなシーンも多く、シリーズファン向けには前作からのキャラクターが数人登場するため、まるで“同窓会”に参加したかのような懐かしさを感じられる。TOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほか全国で12日から公開中。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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