女優の有村架純さんが、今秋に上演予定の舞台「ジャンヌ・ダルク」で主演を務めることが28日、明らかになった。有村さんは今回が舞台初挑戦で「どんな新しい自分に出会えるのかが本当に楽しみ。お客様に感動とパワーを届けられるよう、全力で頑張りたい」と意気込んでいる。また有村さん演じるジャンヌ・ダルクの宿命の鍵を握るフランス王・シャルル7世役を俳優の東山紀之さんが務めることも明らかになった。
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「ジャンヌ・ダルク」は、2010年に女優の堀北真希さんが主演を務め、俳優の伊藤英明さんが出演し、メインキャストのほか、100人ものアンサンブルによる群衆が出演する壮大な歴史エンターテインメントとして上演された。今回は同舞台を手がけた演出家で俳優の白井晃さんと、劇団☆新感線の作家・中島かずきさんが再びタッグを組んで上演される。
有村さんは「全く舞台の経験がないので、今回は白井さん、キャストの皆さんにたくさんのことを学ばせていただきたい」といい、「私なりにやるしかないので、がむしゃらな気持ちで一つの目標に向かっていく姿を見せられたら」と気合十分。東山さんは「ここまでスケールの大きい舞台は日本ではあまり見たことがない。そういう意味では自分にとってもチャレンジだと思っています」といい、初舞台の有村さんに対して「真っ白な魅力と僕とが化学反応を起こすことで、舞台がどんな色になるのか、その変化を見てみたい」とコメントしている。
白井さんは、有村さんについて「映像で初めて拝見したときから穏やかながら芯の強さを感じた。静かなる精神の強靱(きょうじん)さと人を受け入れる寛容さも持ち合わせている」と評価。東山さんについては「シャルルが、ジャンヌを通して王としての自覚と強さを獲得していく過程を自分と重ねていただき、普段の東山さんでは見たことのない、弱さと臆病さを描いていただければ。そこから精神の強靱さを獲得していく過程を描いていただければ」と期待を寄せている。