モデルの比留川游さんが出演した映画「最後の命」(松本准平監督)が11月8日に公開される。10代でモデルデビューし、現在さまざまな雑誌やファッションショー、CMに引っ張りだこの比留川さん。今作で念願の映画初出演を果たした比留川さんの素顔に迫るべく、趣味やファッション、美容法などについて聞いた。
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映画は、芥川賞作家の中村文則さんの同名小説が原作。幼少期に集団婦女暴行事件を目の当たりにしてトラウマを抱える桂人(柳楽優弥さん)と冴木(矢野聖人さん)。高校卒業後、久しぶりに2人が再会した夜、桂人の部屋で顔見知りの女性が殺される。その殺人事件が、凄惨(せいさん)な記憶にゆがまされた2人の人生をあぶり出す……というストーリー。比留川さんは、桂人と冴木の同級生で、桂人の恋人・香里を演じる。
比留川さんは「毎日必ず1本は見る」というほどの映画好き。「仕事が終わったら、何かしら家で映画を流していますね。好きな作品は何度も見返したりします」と映画愛を語り、そのため今回の映画デビューは「プレッシャーもありましたが、本当にうれしかった」と笑顔を見せる。
とくに好きな作品は「園子温監督の全作品。それから岩井俊二監督の『リリイ・シュシュのすべて』、行定勲監督の『GO』が好きです」と目を輝かせる。キュートな外見とはうらはらに「バイオレンスやホラーをよく見る」と語り、「ホラーは海外ものが好きです。血がドバッと出るようなスプラッター系がストレス発散になる」と意外な一面をのぞかせる。
また、モデルを始めて「今年で13年目」という比留川さんだが、普段のファッションは「流行は気にしない。自分が好きなものを着ています」とわが道を行っているようだ。雑誌やテレビでは、時代の最先端を行くアイテムを身に着けている一方で、プライベートでは「デニムに白のTシャツといったシンプルでカジュアルなスタイルが好き」と語る。
そのため、普段の「メークもシンプル」といい、取材日もほとんど色味のないナチュラルなメークで、その透明感のある肌の美しさが際立っていた。美肌の秘けつを聞くと、「代謝をよくすること」だと比留川さんは語る。「水をたくさん飲むようにしています。もともとはあまり飲まないタイプなので、意識して、1日1リットルくらいは飲むようにしています」といい、「それから5年前から溶岩浴ヨガにも通っています。代謝がよくなって、汗をかきやすくなるし、肌もすごくきれいになります」と明かした。
次回は、女優として映画初出演した「最後の命」の撮影エピソードを聞く。
<プロフィル>
ひるかわ・ゆう。1986年2月5日生まれ、神奈川県出身。10代にモデルデビューを果たし、これまで数々の雑誌やファッションショー、CMに出演。2013年にはドラマ「かなたの子」(WOWOW)で女優デビューを果たし、11月8日公開の「最後の命」(松本准平監督)で映画初出演。