アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(W杯)2014」の世界大会決勝戦が21日、東京・台場の「ガンダムフロント東京」で行われ、15歳以上が応募できるオープンコースで「MG ジ・O」などをベースとしたマレーシアのアンディ・ウォンさん(40)の作品「インベーダーズ ファウンド」が世界一に輝いた。14歳以下のジュニアコースでは、「メガサイズモデル シャア専用ザク」などをベースにした韓国のアン・ジフンさん(14)の作品「イノセンス・オブ・チャイルドフッド」が優勝し、日本代表はオープン、ジュニアともに2位だった。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
ガンプラビルダーズW杯は、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアを競うバンダイ主催の国際大会。11年から毎年行われており、昨年の前回大会はオープンコースで日本代表、ジュニアコースで香港代表が王座に輝いた。4回目となる今大会は日本、中国、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、北米(米国・カナダ)、イタリアの13カ国・地域が参加。それぞれ予選を勝ち抜いた各国代表が集結し、チャンピオンの称号を懸けて激突した。
今回、日本からは、オープンコースに「HGUC バイアラン・カスタム」などをベースにした三木義久さん(45)の作品「天翔ける麒麟 ~バイアラン・カスタム試作2号機~」、ジュニアコースに「MGケンプファー」をベースにした小学5年の畑めいさん(11)の作品「アルの中の戦争」が出品され、ともに2位入賞を果たした。3位はオープンコースで台湾代表、ジュニアコースはタイ代表だった。
バンダイホビー事業部の川口克己さんは「選ばれた作品はどれも素晴らしい」と評し、審査員を務めた電撃ホビーマガジン編集部の木村学さんは「毎年レベルが上がっていて、どの作品が1位になってもおかしくないくらい拮抗(きっこう)している」と大会を振り返った。
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