元サッカー日本代表の中田英寿さんが13日、東京都内で行われた「ジャパンクオリティを継ぐ『塗師』募集・育成キャンペーン」発表会に出席した。自らが取り組んでいる日本文化再発見プロジェクト「ReVALUE NIPPON」でさまざまな日本の伝統文化に触れてきた中田さんは、塗りや蒔絵(まきえ)は「非常に興味のある分野。外国の友人も漆には興味を持っている。もっともっと多く発信したい」と語った。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
今回のキャンペーンは、中田さんの「ReVALUE NIPPON」と、日研総業が運営する製造業専門の求人情報サイト「e仕事」が協力して、日本のものづくりの魅力を国内外に発信することを目指す「モノづくりニッポン e仕事×ReVALUE NIPPON」プロジェクトの第2弾。漆芸家で人間国宝の室瀬和美さんが監修する漆塗り講座などを行う「塗師への道」研修プログラムを実施し、これからの世代に通用する「塗師」を育成するキャンペーンを展開する。
発表会には中田さんと交流があるという室瀬さんも登場。中田さんは以前体験したという漆塗りの腕前について、室瀬さんから「一つ一つ積み重ねた(職人の)腕とは比較にならないが、のみ込み力はものすごくある。それは間違いない」と褒められ、「人間国宝の方に腕前を聞くのは間違いだと思う」と謙遜しつつ、うれしそうな笑顔を見せていた。