女優の坂井真紀さんが出演した台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」(マー・ジーシアン監督)が24日に公開される。実話を基に、永瀬正敏さん主演で日本統治時代の台湾から甲子園に出場し決勝まで勝ち進んだ伝説のチームを描いた同作の中で、坂井さんは永瀬さん演じる鬼監督・近藤の妻を演じている。休みの日は3歳の娘と過ごしているという坂井さんに、オフの過ごし方などを聞いた。
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「休みの日は子供との時間。公園に行ったりして一緒に過ごしています」という坂井さん。「娘は3歳になるんですが、変な言葉遣いもマネしたりするから私がよいお手本にならないと、と思う」と母の顔で語る。
「『空がきれいだね』とか『光がきれいだね』とか子供が何かを発見するたびに、私が忙しさの中で見過ごしていたことを子供の目線を通じて見られたり、『おもちゃを(友達に)渡しなさい』とか言うのも、人は譲ることも(誰かから)教えられるものなんだなあと思ったり……」と、子育てを通じて「子供から教えられることは多いですね」という。
「この子たちが私たちの未来になる。なんて教育が大事なんだろう、責任は重大だなと思います」と真剣なまなざしで語る坂井さんだが、だからと言って肩ひじを張っているわけではない。「子育ては思い通りにいかないこともたくさんある。私は41歳で子供が生まれたので、割とずうずうしくなっているし、あきらめ方も若い子よりも知っていると思う。だから20代で育児をして仕事もしているお母さんをみると、すごいなあと思いますね」と話す。
「子供を産んでから風邪を引くことが多くなった」という坂井さんが、最近実践しているのが靴下を何枚も重ねばきして体を冷えないようにする“冷えとり”だという。「(健康法などで)『これいいよ』って勧められると、すぐに食い付く割にはあまり続かないんですが、冷えとりを始めたらすごくよくて……風邪を引くことも少なくなりました。女性は体を冷やしたらダメなんだと思いました」としみじみ語る。さらに美容法を聞くと、「水分補給はしっかりしないといけないなと思います。乾燥しないように心掛けています」と笑顔で語った。
次回は、坂井さんが40代になって感じた心境の変化などについて聞く。
<プロフィル>
さかい・まき。1970年5月17日生まれ。東京都出身。ドラマ「90日間トテナム・パブ」(1992年)で女優デビューを果たし、数多くのドラマに出演。96年に公開された映画「ユーリ」で映画に初主演し、以降、多数の映画、ドラマ、舞台に出演。2008年の映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」で第18回日本映画批評家大賞助演女優賞、第23回高崎映画祭特別賞を受賞。主な出演作に映画は「ノン子36歳(家事手伝い)」(08年)、「スープ・オペラ」(10年)、「中学生円山」(13年)などがある。14年10月期の連続ドラマ「ごめんね青春!」(TBS系)に出演、15年1月期には「怪奇恋愛作戦」(テレビ東京系)に出演している。09年に写真家の鈴木心さんと結婚、11年8月に第1子女児を出産している。