大原櫻子:専門学校のイベントでアコースティックライブ 今春アルバム発売とツアー決定

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 歌手で女優の大原櫻子さんが21日、国立代々木競技場第1体育館(東京都渋谷区)で開催された専門学校のイベント「MODE/HAL/IKO発表展『未来創造展2015(東京)』」にゲストとして登場。アンコールを含めて全6曲を披露し、夢に向かう同世代の若者にエールを贈った。

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 会場には、在校生と一般入場者合わせて6000人が来場。「今までアーティストさんを見に来たことはあったけど、自分がこんな大きな会場で、こんなにたくさんのお客さんの前で歌えるなんて!」と大原さんは興奮しきりだった。学生が制作した作品に囲まれたステージで、大原さんは、出演した映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる(カノ嘘)」の劇中歌「明日も」をはじめ、昨年11月のソロデビュー曲「サンキュー。」、そのカップリング曲「オレンジのハッピーハロウィン」、7日にリリースした最新シングル「瞳」、大原櫻子(from MUSH&Co.)名義で発表した「頑張ったっていいんじゃない」を歌い、アンコールには「カノ嘘」の劇中歌「うたうたいのうた」といった全6曲を、アコースティックギター(アコギ)、キーボード、カホンなどのアコースティック編成で披露した。

 アコギを弾きながら歌う大原さんに、客席からは「可愛いー」と多くの声が上がり、自然と手拍子も湧き起こった。「オレンジのハッピーハロウィン」を披露したときは、「みなさんと一緒に歌いたいから」とハンドマイクでステージを駆け回りながら、歌詞の「ハッピーハロウィン」の部分を「ハッピー未来創造展」に変えて歌ったほか、サビの歌詞を何度も会場と掛け合いをして楽しんでいだ。「瞳」は、ピアノとアコギをバックにしっとりと披露。ステージ上のビジョンには真剣な眼差しで歌う大原さんの表情が大きく映し出され、観客もペンライトを揺らしながら、大原さんのエモーショナルな歌声に引き込まれていた。また、この日は予定外のアンコールに応え、最後に「うたうたいのうた」を披露。ステージに戻ってくると、「何を歌おうか」と、戸惑いながらもうれしそうな表情を見せた大原さん。最初に歌詞をレクチャーして、大原さんはアコギを弾きながら観客と一緒に合唱し、腕を振り回して、ギターをかき鳴らしジャンプ。「みんな最高! ありがとう!」という言葉で、ライブを締めくくった。

 同展は、10日に大阪でも開催。その日はちょうど大原さん19歳の誕生日だったという。ライブ終演後の会見では「10代のうちに、料理をちゃんとできるようになりたい。今は実家で母に作ってもらっていて、たまに手伝うけど、もっとちゃんとできるようになりたいです。あと、自分で計画して、プチ旅行をしてみたいです。たとえば京都は、プライベートで行ったことないので行ってみたいですね」と10代のうちにやっておきたいことを語った。

 大原さんは、3月25日に1枚目のアルバムをリリース、4~5月にワンマンツアー「大原櫻子 1st TOUR 2015 SPRING~CHERRYYYY BLOSSOOOOM!!!~」の開催が決定した。「まだ、去年の11月にソロデビューしたばかりなのに、こういうチャンスをいただけて本当にうれしいです。ソロデビュー以降、もっとこういう曲を歌ってみたいとか、こういうミュージックビデオを作ってみたいとか、自分の中で考えることが増えていました。アルバムはいろいろな自分を出せる場で、今まで歌ったことのないジャンルやリズムに挑戦できるのが、すごく楽しみ。ワンマンツアーは、私だけのライブの時間ということで、時間をたっぷり使えるので、よりお客さんとの距離を縮めたいです。初めましての方にも、たくさん会えるのが楽しみです」とコメントした。

 今は音楽活動に集中し、女優業からは少し離れていることで、お芝居をしたい気持ちがどんどんたまっているという。「今度やるなら自分とは正反対の役とか悪役、アクションとか。どんな役でもやりたい。今、すごくハングリーなんです!」と女優業に対しても前向きな姿勢を示した。

 (取材・文・撮影:榑林史章)

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