「ラッスンゴレライ、説明してね」「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん! ラッスンゴレライって何ですのん?」……。軽快なリズムに乗って若手お笑いコンビ「8.6秒バズーカー」が繰り広げるネタ「ラッスンゴレライ」がインターネットを中心に大人気だ。動画共有サイト「YouTube」の公式チャンネルでは、昨年12月24日に「ラッスンゴレライ」のネタがアップされると約1カ月で約900万回再生(1月29日現在)を突破。ファンが動画サイトで“完コピ”動画を続々と公開し急速にネタが拡散していった。今月26日に東京都内で行われたイベントではお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」が本人たちの前で“完コピ”した様子を収録した動画が、3日間で200万回再生を突破している。誰もがまねしたくなる大人気リズムネタ「ラッスンゴレライ」について、8.6秒バズーカーの2人に聞いた。
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8.6秒バズーカーは、はまやねんさん(23)と田中シングルさん(23)が2014年4月に結成した芸歴9カ月の若手コンビで、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。2人とも同事務所の養成所「NSC大阪校」の36期生で、卒業間際のネタ作りに煮詰まった際、田中さんが「相方(はまやねんさん)を笑わせようと“ラッスンゴレライ”と歌って踊った」ことが由来で、言葉自体に意味はないという。
「ラッスンゴレライ」はリズムに乗せて謎のキーワードの正体を探っていくネタ。はまやねんさん(23)が手拍子しながら「ラッスンゴレライ、説明してね」と始まると、田中さんが「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん! ラッスンゴレライって何ですのん?」と問いただしていく。
その後、はまやねんさんが「移動は必ずラッスンゴレライ」「毎日ジムでラッスンゴレライ」とさまざまなヒントを出すが、意味が分からず、田中さんが「ちょちょちょっと待て、お兄さん!」と、その都度曲調やリズムを変えて突っ込みでたたみかける……という展開。結局「ラッスンゴレライ」は何なのかは分からないという不条理な展開と、記憶に残るリズムとフレーズに、思わずまねしたくなってしまうという中毒性が中高生を中心に広がっている。
完成当時は評判もいまいちで、本人たちもあまり気に入っていなかったため、芸人デビューから約半年間は、事務所のネタ見せライブでも披露していなかった。しかし、ライブの出演回数が増え、ネタ切れになったタイミングで同ネタを披露してみたところ大好評で、人気第1位を獲得して急速に認知度を上げ、テレビ出演のオファーが舞い込んだ。
ブレークのきっかけとなったのは昨年11月、初の全国放送出演となったネタ番組「オサレもん」(フジテレビ・関西テレビ系)だった。ラッスンゴレライを披露したところ大反響で、視聴者が動画サイトで“完コピ”動画を続々と公開、それを見た視聴者がさらにまねをする……という形で、急速に同ネタが拡散していった。
今年元日には、昨年大ブレークしたお笑いコンビ「日本エレキテル連合」、ピン芸人の小島よしおさんやエド・はるみさんなどのブレークのきっかけとなった正月のバラエティー特番「ぐるナイおもしろ荘」(日本テレビ系)で、若手芸人らの中でトップバッターを務めてネタ見せするなど、露出の場を拡大。20日には、東京都内で行われた映画「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」のPRイベントで映画の応援隊長として登場し、同ネタの特別バージョンで盛り上げた。
さらに27日には、初のDVD「ラッスンゴレライ」(1944円)の3月18日の発売を発表。「R−1ぐらんぷり 2014」で決勝大会に出場したピン芸人の馬と魚さん、ヒューマンビートボックスのAFRAさん、ダンスユニット「エグスプロージョン」とのコラボバージョンを収録している。芸歴1年に満たない若手芸人がDVDを発売するのは異例で、単独でのDVD発売は所属事務所の「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」内でも最速だという。8.6秒バズーカーと「ラッスンゴレライ」がどこまで盛り上がっていくのか、今後の展開から目が離せない。
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