龍が如く:舞台版のけいこで迫力の殺陣 ビジュアルは「120点」

舞台「龍が如く」の公開舞台けいこの一場面
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舞台「龍が如く」の公開舞台けいこの一場面

 セガの人気ゲームシリーズを初めて舞台化した「舞台『龍が如く』」の公開けいこが16日、東京都内で行われ、主役の桐生一馬を演じる滝川英治さんや錦山彰を演じる佐野岳さん、真島五朗を演じる窪塚俊介さんら主要キャストが、迫力のある殺陣や、ゲームさながらのシーンを演じた。

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 「龍が如く」は、架空の歓楽街を舞台にさまざまな人間ドラマを描いた人気ゲームシリーズ。2005年12月に第1作目が発売されてから、シリーズ累計650万本を超えるヒットタイトルで、今回が初の舞台化となる。

 舞台は、欲望と暴力が渦巻く05年の東京・神室町を舞台に、主人公の桐生一馬が、日本の裏社会で巻き起こる100億の価値があるといわれる少女を巡って、人間ドラマを繰り広げる……という展開。けいこには、滝川さん、佐野さん、窪塚さんのほか、名高達男さん、桜乃彩音さん、酒井蘭さん、お笑い芸人の芋洗坂係長らが参加した。

 けいこ後には、脚本・演出を担当した田村孝裕さんと、菊地等プロデューサー、ゲーム開発に携わり、舞台ではスーパーバイザーを務めた吉田幸司さんが取材に応じた。舞台について、吉田さんは「ゲームだとゆっくりと間を取って威圧感を出すけれど、舞台では、生の会話のキャッチボールで非常に生き生きと動いていて、ゲームとは全然違う魅力が楽しめる」と太鼓判。ポスターなどのビジュアルは「120点。桐生がスーツを着込んだ瞬間とかは“まんま”という感じです。背中の入れ墨は、舞台の上で見てほしい!」とファンへメッセージを送った。

 菊池プロデューサーは「舞台の中では、ゲームで描かれていないシーンもある。舞台の中で、すべての設定や感情が完結されるように、気を使って作っている」とこだわりを語り、「印象的なせりふはキャラクターと離れてしまわないように、守っていただいた。知らない人もせりふ回しの持ち味を楽しんでほしい」と力を込めた。田村さんは「登場人物が多いので、芝居は最短距離で作っていかないと間に合わない。劇中には、ゲームの画面挿入や殺陣も多いので、役者さんには無理を言った」と苦労を明かし、「僕自身は、ゲームを知らない方にも楽しんでほしい。逆にゲームをやりたくなるような作品になれば」と語っていた。東京・赤坂ACTシアターで24~29日に全8公演が上演される。

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