人気ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんが16日(日本時間17日)、米ロサンゼルスのシーダースサイナイ病院で頚椎(けいつい)人工椎間板置換の緊急手術を受け、無事に成功した。手術は数時間を要したが、現在のYOSHIKIさんの容体は安定。術後、しばらくは発声が困難な状態が続くものの、時間の経過とともに本来の声を取り戻すという。
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YOSHIKIさんは体を酷使する激しいドラムプレーにより、2009年7月に頸椎椎間孔狭窄(きょうさく)症と診断され、頸椎椎弓切除・頸椎椎間孔切除の二つの手術を受けていた。その後も頸椎椎間板ヘルニアの悪化で、手・腕にまひ・強度のしびれなどの症状が表れ、すでに演奏にも支障をきたしていたといい、さらに今回、頸椎椎間孔狭窄症と診断され、日米双方の医師と協議を重ねた結果、手術を決めていた。
傷口は6週間で部分的な治癒、6カ月後には90%の回復が期待されるが、左腕から左手に走る電気のような痛みの症状は、改善にどれだけの時間がかかるのかは現段階では分からない状況。7月に予定されている「X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X」、8~9月に予定されているYOSHIKIプレミアムディナーショー、世界ツアーの日程など、今後の活動については、術後の回復状況を見ながら判断するという。
また、術後数日は入院が望ましい状況だが、YOSHIKIさんは全身麻酔から覚醒すると、手術直前に書いていた曲のレコーディングをどうしてもしたいと言い、スタジオに向かい作業をしていたという。その後スタッフや看護師に説得され、現在は医師の管理の下、静養しているという。