声優の野沢雅子さん、沢城みゆきさんが31日、布多天神社(東京都調布市)で故・水木しげるさんのマンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の新作テレビアニメのヒット祈願を行った。過去に主人公・鬼太郎を演じ、新作では父の目玉おやじ役として出演する野沢さんは「どんな感じになるんでしょう? 気負いはないんです。鬼太郎が成長して、お父さんになったようで、楽しみです。また新たな世界になるのかなと思っています。自然とそうなるんじゃないですかね。時代によって鬼太郎は変わっていますから」と語り、新作で鬼太郎を演じる沢城さんに「大丈夫です。一家で力を合わせていきます」とエールを送った。
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沢城さんは、野沢さんとの共演について「大先輩。いつも元気で、すてき。プレッシャーよりも心強さが大きいです」と話した。新作は、古川登志夫さんがねずみ男、田中真弓さんが砂かけばばあを演じるなど豪華キャストが集結することも話題になっており、沢城さんは「(さまざまなアニメで)いろいろな敵を倒してきた方々なので、何がかかってきても怖くない。私たちに倒せない敵がいるの? すごいパワーです」と話し、野沢さんは「今日、初めてみんなで集まったけど、ずーっと一緒にやっている感じ。すぐに団結できる」と語った。
また、沢城さんは「これまでのアニメがあり、その歴史の中に参戦していく。背筋が伸びるような気持ち。ただ、いい意味で気持ちを新たに挑んでいければいいのかなとも考えています。アニメでは、どうして今、鬼太郎をやるのかも描かれています。新たな鬼太郎像を楽しんでいただけると思います」と意気込んだ。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、主人公の鬼太郎が、ねずみ男、砂かけばばあら個性的な仲間の妖怪たちとさまざまな事件に立ち向かうマンガ。新作は、テレビアニメ第6期にあたり、2007~09年に放送された第5期以来、約9年ぶりの新作となる。人々が妖怪の存在を忘れた現代を舞台に、科学では解明ができない現象が頻発し、流言飛語が飛び交い、大人たちは右往左往するばかりの中、妖怪ポストに手紙を書いた13歳の少女・まなの前に鬼太郎がやって来る……という展開。フジテレビほかで4月1日から毎週日曜午前9時に放送。
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