名古屋市出身の俳優、舘ひろしさんが8日、名古屋城(名古屋市中区)の本丸御殿完成公開オープニングセレモニーに出席した。舘さんはこの日、名古屋城の公式アンバサダーに就任。同市の河村たかし市長から委嘱状を授与され、「文化遺産、観光資源としての名古屋城を、より多くの方に知っていただく一助になりたい」と意気込んだ。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
名古屋城での思い出を聞かれると「子供のころ、じいさんに連れられて菊人形を見に来たり、伊勢湾台風のときに、広場で自衛隊のヘリが発着するのを自転車で見に来たりしていた」と振り返った。また「河村市長のことは昔から、よく存じ上げている。(自身が通っていた)千種高校のラグビー部の先輩が、河村市長と仲が良かった」と交友関係を明かし、その縁で今回、アンバサダーに就任したという。
名古屋城の本丸御殿は、尾張藩主の住居や政庁として、江戸時代初期の1615年に建てられた。1930年に天守閣とともに国宝に指定されたが、第二次大戦中、1945年の空襲で全焼した。2009年1月に復元工事が始まり、最も豪華な「上洛(じょうらく)殿」などの完成で、復元が完了。同日から一般公開が始まった。