アイドルグループ「SKE48」の松井珠理奈さんの卒業コンサートが4月11日、昼夜2公演で日本ガイシホール(名古屋市南区)で開催された。夜公演「松井珠理奈卒業コンサート@日本ガイシホール ~珠理奈卒業で何かが起こる!?~」では、松井さんが公演中に髪をバッサリとカットし、ショートヘアになってステージに登場。メンバーやファンを驚かせた。
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松井さんは、2008年に11歳でSKE48に加入。同年発売のAKB48の10枚目シングル「大声ダイヤモンド」でセンターに抜てきされ、以降、SKE48のみならず「48グループ」の中心メンバーとして活動してきた。2020年2月に卒業を発表していた松井さんは、当初同年9月に2日間、日本ガイシホールで卒業コンサートを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が中止になっていた。今回の卒業コンサートは、収容人数半数未満の3500人(昼・夜計7000人)の有観客公演で、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」でも生配信された。
松井さんは夜公演の終盤、「メンバーに本当に支えられてきました」といい、10回目の総選挙(2018年)の際、リハーサルに出られず部屋で泣いていたときにメンバーが全員で「カッコイイ珠理奈さん見せてください!」と励ましてくれたことを明かし、「あれがなかったらもっと早く倒れていました」と振り返った。「いつのまにかメンバーに引っ張られてきたんだなと思ったら、すごくみんなが頼もしく見えて。だから卒業を決められました。みんなありがとう」とメンバーに感謝を述べた。
続けて、「信じれば、誰かがそばにいれば、ファンの皆様がそばにいれば、夢はかなう。13年間皆さんがそう思わせてくれました。みんなで心をつないで、また明るい未来がきたらいいなと思いながら、私も明るい未来に向けて卒業したいと思います。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします」とあいさつ。メンバー全員が作る花道を通りながら「みんな楽しむんだよ」などとそれぞれに声をかけ、「大好き! 幸せ! ありがとう!!」とステージを後にした。
SKE48劇場での松井さんの最終公演は、4月29日に開催される。