神在月のこども:出雲舞台の劇場版アニメが10月8日公開 柴咲コウと井浦新が主人公の両親役

劇場版アニメ「神在月のこども」のビジュアル(C)2021 映画「神在月のこども」製作御縁会
1 / 2
劇場版アニメ「神在月のこども」のビジュアル(C)2021 映画「神在月のこども」製作御縁会

 島根・出雲を舞台にした劇場版アニメ「神在月のこども」が、10月8日に公開されることが分かった。女優の柴咲コウさん、俳優の井浦新さんが声優として出演することも発表された。柴咲さんは、主人公の少女・葉山カンナの亡くなった母・葉山弥生、井浦さんは父の葉山典正をそれぞれ演じる。

あなたにオススメ

 予告映像がYouTubeで公開された。映像は、母・弥生を亡くした喪失感を拭えず「会いたいよ、お母さん」というカンナの前に鬼の少年・夜叉が現れるシーンから始まる。そこに神使の兎(うさぎ)・シロも現れ、母の面影を追って東京から出雲への旅に出発する姿が描かれている。カンナやシロ、夜叉、カンナの両親らメインキャラクターが描かれた本ビジュアルも公開された。

 柴咲さんは「走るのが好きで朗らかで正直で真っすぐな弥生の背中を見てカンナは育ったんだと思います。日本人は人間がコントロールできない“大切なもの”を無意識のうちに知っているのではないかと思っていてそれを思い出させてくれる力強さを持った作品です。昨今の激動の世界でも普遍的な作品になっていると信じています。大人も子供も前を向いていけるようなそんな『神在月のこども』、ぜひともご覧ください」とコメントを寄せている。

 井浦さんは「私が演じたカンナの父親、典正は本当に不器用な父親だと思います。妻でありカンナの母でもある弥生を失った後、カンナを一番に思うけれども娘とうまく向き合うことができない典正は、世の中の父親代表だと思って演じました。私自身、出雲の神話に非常に興味があります。神話をベースにしたカンナの旅、出雲の風景には胸が高まります」と話している。

 「神在月のこども」は、母を亡くし、大好きだった「走ること」と向き合えなくなった少女・カンナが、母の面影を追って出雲へ旅に出る姿を描くファンタジー。全国では10月を「神無月」と呼ぶのに対し、出雲では「神在月」と呼ぶという伝承を題材にしている。四戸俊成さんが原作を手がけ、コミュニケーション監督を務める。白井孝奈さんがアニメーション監督を務める。「アルスラーン戦記」「東京リベンジャーズ」などのライデンフィルムが制作する。

 NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」で、ヒロイン・百音の妹、未知を演じていることも話題の女優の蒔田彩珠さんが、主人公・カンナを演じるほか、坂本真綾さんがシロ役、入野自由さんが夜叉役で出演する。

 ◇スタッフ(敬称略)

 原作・コミュニケーション監督:四戸俊成▽アニメーション監督:白井孝奈▽脚本:三宅隆太、瀧田哲郎、四戸俊成▽キャラクターデザイン・総作画監督:佐川遥▽神様デザイン:小田裕康▽色彩設計:垣田由紀子▽美術監督:佐藤豪志▽撮影監督:高津純平▽音響監督:岩浪美和▽クリエーション監督:坂本一也▽絵コンテ:白井孝奈、坂本一也、望月智充▽統括プロデューサー:オシア ウコ▽プロデューサー・ロケーション監督:三島鉄兵▽プロデューサー:吉田佳弘▽プロダクションマネージャー:里見哲郎▽スーパーバイザー:諏訪道彦

写真を見る全 2 枚

アニメ 最新記事

MAiDiGiTV 動画