女優の吉岡里帆さんが11月20日、大阪市内で開催された「関西演劇祭2021」開会式に出席。京都出身で、かつては小劇場の舞台にも出演していたという吉岡さんは「関西が大好きで、自分の生まれ育った街ですし、この仕事をさせていただく背中を押してくれた場所が、関西の小劇場でした。私にとっては原点であり、もっとも大事な時間だったと回帰できる場所でもあります」と思いを語っていた。
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関西演劇祭は、1980~90年代の関西小劇場ブームに続く新たな才能を関西から発信しようという意図で企画され、今回で3回目。全国から寄せられた多数の参加エントリーの中から厳選された10劇団の作品が「クールジャパンパーク大阪」SSホール(大阪市中央区)で上演される。28日まで。
同演劇祭の実行委員長を務める吉岡さんは、関西の演劇について「コミュニティーがちゃんとあって、劇団がそれぞれ繋がりがあり、お互いがお互いを尊重しあっていると感じていた」といい、「関西の演劇祭に関わらせていただけること、新しい才能や新しい試みに、自分が生で見られることがとてもうれしいと思っています。はじけるような才能がどんどん出てくるんじゃないかとワクワクしています」と目を輝かせていた。
この日の会見には、フェスティバルディレクターに就任した板尾創路さん、スペシャルサポーターを務める劇作家の西田シャトナーさん、映画監督の行定勲さん、NHKエンタープライズのドラマ部シニア・ディレクターである一色隆司さんも出席した。