カムカムエヴリバディ:NHKに愛される俳優? 土平ドンペイに熱視線 安達祐実に振り回される監督を熱演

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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の一場面 (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第77回が2月18日に放送された。すみれ(安達祐実さん)に振り回される時代劇の監督、轟強(とどろき・つよし)を演じる土平ドンペイさんに、視聴者から熱視線が注がれた。

 第77回では、条映太秦映画村でアルバイトとして働くことになったひなた(川栄さん)は、幼い頃から見ていた時代劇「棗黍之丞(なつめ・きびのじょう)」シリーズにレギュラー出演していたすみれと出会う。憧れの女優に会えて、舞い上がるひなただったが、映画村の職員、榊原(平埜生成さん)に不機嫌そうに接する様子を見てショックを受ける。だが、すみれが芝居に真剣に取り組む姿を見て、ひなたには感じるものがあり……という展開。

 轟を演じる土平さんは、朝ドラ「瞳」(2008年)、「カーネーション 」(2011年)、「純と愛」 (2012年)、「花子とアン」 (2014年)、「べっぴんさん」(2016年)、「おちょやん」(2020年)に出演した。中でも「べっぴんさん」の闇市の親分を裏切る玉井役は話題になった。

 大河ドラマは「功名が辻」(2006年)、「龍馬伝」(2010年)、「平清盛」(2012年) 、「軍師官兵衛」(2014年)、「花燃ゆ」(2015年)に出演。昨年の「青天を衝け」では播磨の農民・多呂作役を演じるなど、これまでNHKのドラマに多数出演。

 土平さんは、東映京都撮影所の俳優養成所に通った経験や、かつて大部屋俳優だったこともあり、今作の空気感にぴったりはまっている。ちなみに「カムカムエヴリバディ」で共演している五十嵐役の本郷奏多さんとは映画「GANTZ」(2011年)などで、伴虚無蔵役の松重豊さんとは「探偵はBARにいる」(2011年)シリーズなどで共演した経験がある。

 「カムカムエヴリバディ」の第77回では、すみれの大根芝居に天を仰いでいた轟監督だったが、さまざまなことを要求するすみれに反論できず、周囲から「すみれちゃんが『黍之丞』に出とったころ、まだ(轟監督は)助監督やったんや」と陰口をたたかれていた。また、初めて演出した作品が、カンフー要素を取り入れた「黍之丞危機一髪 おゆみ命がけ」だったことなどが明かされた。

 振り回される監督に、SNSでは「ドンペイちゃん負けないでwww」「ドンペイさん見せ場多いね」「いつも困らせる方が多いドンペイさんが、困らされている」「なかなかの監督コントやったwひなたちゃんと五十嵐くん息ぴったりやなあ」と沸いていた。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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