3月27日に結成3周年を迎えたアイドルグループ「日向坂46」が31日、東京ドーム(東京都文京区)で3周年記念ライブ「3周年記念MEMORIAL LIVE ~3回目のひな誕祭~」を行った。同ライブはグループ初の東京ドーム公演として、30、31日の2日間にわたって開催。キャプテンの佐々木久美さんはファンに向け、「皆さんがいなかったら、ここまでこれなかったと思います」と語り、「(ファンを)信じて進んできて良かったです、本当に。ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。
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2015年に「けやき坂46」としてデビューした同グループは、東京ドームでのライブを一つの目標に掲げて活動。けやき坂46時代の「約束の卵」という楽曲では、東京ドームを“約束の彼(か)の地”と表現して夢を歌っていた。
佐々木さんは、「でも、私たちはまだまだ3年目で。これからかなえたいことも行きたいところもいっぱいあるし、『約束の彼の地』と歌い始めたときは、ここがゴールかなと思っていたけど、今日ここがまた新たな出発の場所となりました。ここから、また新しい場所を目指して、皆さんと一緒に夢をかなえ続けていきたいと思います。これからも日向坂46をよろしくお願いいたします!」と力強く語った。
「3周年記念MEMORIAL LIVE ~3回目のひな誕祭~」は、有観客で開催され、2日間で約10万人を動員した。当初、東京ドーム公演は2020年12月に予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2度延期され、グループにとって“念願”の2日間となった。ライブは歓声なしで行われ、3月26日に新型コロナウイルスへの感染が発表された濱岸ひよりさんは欠席した。
最終日となったこの日も、けやき坂46時代の楽曲も組み込まれたセットリストで、グループの歴史を感じさせるライブとなった。「おいで夏の境界線」「抱きしめてやる」「こんな整列を誰がさせるのか?」「未熟な怒り」「それでも歩いてる」「期待していない自分」など、けやき坂46時代の楽曲含む全28曲をパフォーマンス。そのうち、18曲はMCを挟まず続けて披露する構成で、ファンを沸かせた。
また、7枚目シングル「僕なんか」が5月11日に発売されることがサプライズで発表され、初パフォーマンス。ステージにメンバーが登場して、センターを小坂菜緒さんが務めることが明らかになると、観客席からどよめきが起こった。
最後は、夢への“第一歩”だった楽曲「約束の卵」を披露し、グループの成長をファンと共にかみ締めながら、夢の2日間を締めくくった。