元プロレスラーの長州力さんをキャラクター化したショートアニメ「がんばれ!長州くん」が、8月1日から日本テレビ系の朝の情報番組「スッキリ」(月~金曜午前8時)内で放送される。本作で声優にも初挑戦する長州さんは「自分の声でアニメができるのか心配だった」と語る。そんな長州さんに今回の声優デビューや役作りについて語ってもらった。
ウナギノボリ
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長州さんは、1974年のデビューから約45年プロレスラーとして活躍し、日本のプロレスブームをけん引し、2019年に現役を引退。同年TwitterやYoutubeを開始すると、そのキャラクターが幅広い年代に愛されている。
そんな長州さんが声優を務めた「がんばれ!長州くん」は日本のある小学校を舞台に、「長州くん」とそのクラスメートたちの少しヘンテコな日常を描くショートアニメ。長州くんは「元気であることが一番」のわんぱく小学生。マイペースな性格で、同級生の和泉くんを驚かせてばかりいる。ドジが目立つが、意外に計算高い一面もあるという役どころだ。
「自分の声でアニメをやると聞いて、できるのかなって心配でしたよね」と語る長州さん。「やっぱりこの声ですよね。小学生の声じゃないもんね」と笑う。1話2分弱のショートアニメだが、最初の頃はアフレコに時間がかかったといい、「『良かったんですけど、、この部分だけよろしくお願いします』とか気を使っていただいて。向こうも怒りたいんだろうけど(笑い)。やる気が出るように優しく言ってくれるんですけど、この声ですからね」と話す。
「アニメの長州くんが、今何をしていて、そこで何が起きているかということを想像して、こういう時はこういう感情になるんだろうな」とキャラクターに寄りそった。「声の出し方やトーンも(感情によって)違うだろうし。でも何しろこの声ですからね。だからって優しい裏声も出ないし(笑い)」
声優初挑戦となったが、「声優さんは大変だなって分かりましたね」と長州さん。自己採点してもらうと「もう30点行けばいい方じゃないですか。僕にとってはそれぐらい」と語る。2018年の大河ドラマ「西郷どん」では、禁門の変で奮戦した来島又兵衛役で俳優デビューを飾り話題を呼んだが、「あれは叫んでるだけだったから(笑い)。こっちの方が大変でしたよ。アニメの中のいろんな状況を言葉で伝えなきゃいけない」と苦労を振り返った。
俳優業にTwitterやYoutube、今回の声優とさまざまな分野で話題を呼んでいる長州さん。今回のアニメについても「子供たちがどういうことを感じながら見てくれるのかな」と思いをはせ、シリーズ化についても「(実現したら)うれしいですよ。またやりたいですね、もう少ししゃべりもうまくなって」とにっこり。
実は今回のアニメには、3歳になる孫の由真(ゆうしん)くんも参加している。由真くんとの共演について聞くと「叫んでるだけですよ。まだあんまりしゃべれないから」と照れくさそうに語る長州さんだった。
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