名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
「ガンダム」シリーズの新作テレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のSeason(シーズン)2が、MBS・TBS系の日曜午後5時のアニメ枠“日5”で4月9日から放送される。同作は、テレビアニメシリーズとしては初の女性主人公で、学園が舞台となるなどこれまでにない“新しいガンダム”を目指した。2022年10月~2023年1月に放送されたSeason1は、放送中の毎週日曜に、同作に関連するワードがSNSをにぎわすなど“新しいガンダム”は受け入れられ、これまで同シリーズを見てこなかった新規ファンを開拓した。主人公のスレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那さんにSeason1を振り返ってもらいつつ、Season2への意気込みを聞いた。
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「水星の魔女」のキャッチコピーは「その魔女は、ガンダムを駆る。」で、多くの企業が宇宙に進出し、巨大な経済圏を構築した時代のA.S.(アド・ステラ)122が舞台となる。モビルスーツ産業最大手・ベネリットグループが運営するアスティカシア高等専門学園に、辺境の地・水星から主人公の少女スレッタ・マーキュリーが編入してくる。
女性主人公、学園が舞台になるなどチャレンジも多い作品となったが、大きな反響を受けて、市ノ瀬さんは「本当にありがたいことです」と喜ぶ。ファンからの声が市ノ瀬さんの力にもなっている。
「これまでガンダムシリーズを見ていなかった方、普段はアニメとか見ない方にも見ていただいていることを感じていて、私自身もうれしい気持ちでいっぱいです。ガンダムシリーズはやっぱりすごく注目されていますし、私も地元の方や高校時代の先生から連絡をいただき、大きな反響に驚きました。SNSで『水星の魔女』のことを投稿すると、すごく大きな反響をいただいて、皆さんの反響からすごく力をいただいています。テレビアニメシリーズで初の女性主人公ということで、最初は皆さんも意外だったかもしれません。ただ、ガンダムシリーズはこれまでも女性パイロットが戦ってきた歴史がありますし、『水星の魔女』を見ると、女性が主人公である意味も感じます。自然な形で女性主人公としてストーリーが展開されていますし、本当にすごい作品です」
個性的なキャラクターの中でも人気を集めたのが、グエル・ジェタークだ。初登場時はスレッタに威圧的な態度を取り、嫌われるキャラクターになるのかと思いきや、憎めないところもあり、愛されるキャラクターになった。
「グエルは最初出てきた時、俺様な感じで、当たりが強かったので、どうなっていくんだ!?と思ったんですけど、今や大人気キャラクターですよね。グエルの関連ワードがSNSでたくさんトレンド入りしているのを見ると、グエル人気がちょっと悔しいです(笑い)。もちろん、うれしいんですよ! 愛されるキャラクターですよね」
◇おや!? 衝撃の第12話
「逃げたら一つ、進めば二つ手に入る」。スレッタが母・プロスペラから授かった言葉で、「水星の魔女」のキーワードの一つになっている。市ノ瀬さんはSeason1で特にこの言葉が印象に残っているという。
「スレッタちゃんとプロスペラさんの関係が不穏な感じになってきましたよね……。『逃げたら一つ……』は最初、希望の言葉、前向きでポジティブな意味として受け取っていましたが、Season1の後半で、おや!? この言葉の意味は!?となり……。最終的には、いい言葉になってほしいんですけど」
Season1の最終話となった第12話「逃げ出すよりも進むことを」でもこの言葉をきっかけにスレッタが変化した。第12話は最後に衝撃の展開もあり、Season2に向けて雲行きが怪しくなってきたようにも見える。
「Bパートまでは王道な展開で、このままSeason2だ!と思っていたら、Cパートがあり、私も衝撃を受けました。スレッタちゃんには早く目を覚ましてほしいですし、それを助けてくれるのはミオリネさんであってほしいです。一人では解決できない問題だと思うので、仲間たちに支えてもらいながら、正しい道を進んでくれるといいのですが」
スレッタは、コミュニケーション能力が高いわけではなく、オドオドするシーンも多い。意外に大胆な行動に出ることもあり、逃げずに前に進もうとする。市ノ瀬さんの演技力もあって、魅力的なキャラクターになった。
「1話の収録の時、最初はナチュラルめにオドオドのお芝居をしていました。でも『もっとテンパっていいですよ』『アドリブを入れていいですよ』というお話があったんです。声がひっくり返ったり、勢いよく噛んじゃったりするお芝居もディレクションに沿ってやらせていただきました。演じれば演じるほどどんどん面白いスレッタちゃんがでてきて、監督たちの考えが形になっていく度に自分ももっとスレッタちゃんらしさを表現していきたい思ったので、アドリブも入れられるところはチャレンジしてみました。走っている時の『ほっ!ほっ!ほっ!』『助っ人!助っ人!』や、第7話の最後のシーンの、プロスペラさんに『ガンダムなの』と告げられたあとのリアクションも実はアドリブで、OKをいただけて、うれしかったです。アドリブでもスレッタちゃんらしさを出していこうとしています」
オドオドしているが、せりふが聞き取れないわけではなく、バランスが絶妙だ。市ノ瀬さんは「難しくはあったんですけど、自分が緊張している時も、スレッタちゃんみたいにオドオドするんです(笑い)。すごく共感をするんですね。共感しながら演じるのが楽しかったです」と笑顔で話す。
特に苦労したのは第11話「地球の魔女」のミオリネ・レンブランとのシーンだったという。すれ違っていたスレッタとミオリネが互いの気持ちをぶつけ合うSeason1の名場面の一つだ。
「第11話で、ミオリネさんと言い合い、抱き合うシーンも難しかったです。素直で真っすぐな感情を表現しようとしましたが、『ひねくれていいです』というディレクションをいただきました。スレッタちゃんは、ほかの人たちと関わっていく中で、ミオリネさんにもっと認められたいという気持ちになっていますし、人間としてちょっとずつ成長してきたので、すごく納得しました」
市ノ瀬さんは、ミオリネ役のLynnさんとは今作が初共演となった。市ノ瀬さんはLynnさんに絶大な信頼を寄せている。
「Lynnちゃんがミオリネさんで本当によかった。ミオリネさんは言葉が強めで、最初はびっくりしたんですけど、自然に受け入れられるお芝居なんです。スレッタちゃんもびっくりしてはいるけど、肝が据わっているところもあって、ぐいぐい前に行きます。自分の気持ちとリンクしているところがあって、Lynnちゃんのお芝居があって、よりスレッタちゃんらしくなるんです。ありがたいです。Lynnちゃんと仲良くなれてうれしいですし、ミオリネさんもLynnちゃんも大好きです」
Season2の放送を前に、動画配信サービス「DMM TV」で特番「『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2直前!沼に引き込もうスペシャル」が配信されており、この日のインタビューは、特番の収録後に行われた。DMM TVではSeason1を全話配信中で、Season2が4月9日から配信される。
特番では、タレントの景井ひなさん、市ノ瀬さん、LynnさんがSeason1を振り返り、Season2の見どころなどを紹介する。景井さんは「水星の魔女」を初めて見たばかりでで、3人のトークは大いに盛り上がった。市ノ瀬さんは収録を終えて「すごく楽しかったです!」と笑顔で語る。
「景井さんが『水星の魔女』を見てくださり、すごく楽しんでくださっているんです。3人で女子会みたいにリラックスしてお話しできました。Season2が終わった後、また3人で集まりたいですね。Season2も、たくさんの人を抜け出せないくらいの沼に引き込めるように頑張ります!」
Season2は、スレッタ、ミオリネがそれぞれの思いを胸に、ガンダムがもたらす強大な呪いに立ち向かうことになる。プラント・クエタでの事件から2週間たち、スレッタは学園でミオリネとの再会を心待ちに日々を過ごす。一方、ミオリネはベネリットグループ本社に身を置き、父の容態を見守る。Season2もどうやら驚きの展開が待っているようで……。
「Season1は予想できない激動の展開でしたが、Season2もきっと驚きの展開が待っているはずです。いろいろな伏線があり、まだ言えないことも多いのですが、想像できない展開で、私もそうなるんだ!?と驚いたところが多々あります。私としては、プロスペラさんとスレッタちゃんの関係がいいものになってほしいですし、ミオリネさんとスレッタちゃんが無事に二人でいられるのが理想なんですけど……。きっと何かあるのでは!?とドキドキしながら、楽しみにしています」
市ノ瀬さんの言葉は何やら意味深だ、Season2も「きっと何かがある!?」と期待が高まる。
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