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今川氏ゆかりの臨済寺所蔵品が大河ドラマ館に登場!
「どうする家康 静岡 大河ドラマ館」(静岡市葵区)では、徳川家康公の正妻・瀬名姫(築山殿(つきやまどの))の父である関口氏純(せきぐちうじずみ)の文書と、家康公がその印影を肌身離さず持ったとされる摩利支天(まりしてん)の印を、6月22日(木)~7月3日(月)の12日間限定で展示します。
2点の資料は今川氏にゆかりがある臨済寺が所蔵しています。特に関口氏純の文書は、近年の古文書調査で新たに見つかった資料です。ドラマの世界観を楽しむとともに、静岡市ならではの歴史資料を見ることができる貴重な機会です。
6月10日(土)~6月21日(水)の家康公の甲冑「金荼美具足」(ドラマ着用品)に続き、こちらの特別展示にもぜひお越しください。
【特別展示期間】
令和5年6月22日(木)~7月3日(月)
※開館時間:午前9時~午後6時(午後5時30分最終入場)
【展示品1:関口氏純替地証文(せきぐちうじずみかえちしょうもん)】
今川氏の重臣である関口氏純(大河ドラマでは渡部篤郎さんが演じた)が、今川義元公の菩提寺である天沢寺に領地を寄進したことを記した文書。史料中では「御屋形(=今川氏真)」の名も見られる。氏純は伝承によると氏真の命令で永禄5年(1562年)に亡くなったとされているが、この文書には永禄6年(1563年)の記載があり、研究者の間で氏純の没年を見直すきっかけとなっている。
※平成30年度~令和2年度に静岡市教育委員会・静岡大学が共同実施した「臨済寺文書調査」で発見されたもの。
【展示品2:摩利支天御影黄金印(まりしてんみえいおうごんいん)】
家康公が守り神として信仰していた戦の神「摩利支天」を彫った印。家康公の死後は静岡浅間神社内の摩利支天社に祀られていたが、明治時代の神仏分離により、この印や木像は臨済寺に移り、摩利支天社は八千戈神社に名前を変えた。
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